IDEATECH、ゼロクリック率68%受け経営者向け緊急レポートを公開
株式会社IDEATECHは2026年10月22日、AI検索の普及により検索結果から外部サイトへ遷移しない「ゼロクリック」の拡大を受け、緊急レポート「AI時代を生き残る経営者へ ―『ゼロクリック率68%』が示す転換点」をウェブサイトで公開した。同レポートは、企業の集客や営業の入口に生じている変化を整理し、経営者が下すべき判断や行動をまとめている。エグゼクティブフェロー北川裕康との共同調査などをもとに、購買行動の構造変化と経営者が着手すべき具体的な施策を提示している。
検索結果で完結する「ゼロクリック」の拡大と購買行動の変化
2026年10月18日付の日本経済新聞の報道(ヴァリューズ調べ)によると、約250万人の消費者パネルの行動ログに基づく調査において、検索結果から外部サイトへ移らずに画面上で情報収集を終えるゼロクリックの割合は、2025年9月の63.5%から2026年7月には68.1%へ上昇した。背景にはAIによる要約や概要表示の普及がある。
株式会社IDEATECHは、この変化について検索する人の3人に2人以上が企業サイトに辿り着かないことを意味しており、従来の集客や営業の前提が変わる経営課題であると捉えている。同社が2026年5月に実施した生成AIを業務利用する中小企業経営者311名への調査では、79.8%が「経営判断における生成AIの重要性は高まる」と回答した一方、52.7%が自社のAI上での表示を「確認したことがない」と回答したという。

営業接触前に7割の検討が完了するBtoB購買の実態
同社がエグゼクティブフェロー北川裕康と2026年に実施した延べ1,139名を対象とする3回の共同調査などから、顧客が企業と直接接触する前に自律的に検討を進める傾向が明らかになったとしている。

2026年8月に実施された500万円以上のIT製品・サービスの購買に関与した502名を対象とする調査では、90.6%が選定過程の少なくとも一部で生成AIを利用していた。「課題認識・整理」の段階で主に参照した接点は「生成AI・AI検索」が36.5%で最多となり、検索エンジンの24.9%を上回ったほか、53.8%が生成AIで候補企業・製品の比較表を作成していた。最有力候補が固まった時期は深掘り比較までで合算74.3%に達している。
営業と本格的にやり取りする時点で課題の明確化が「完了」「おおむね進んでいた」割合は70.4%にのぼり、資料や価格を見たいと思いながらフォーム入力を避けた経験がある人は84.7%を占めた。また、株式会社Bizibl Technologiesと2026年9月に共同実施した調査(自らAIに質問して情報収集を行った購買検討関与者211名対象)では、8割超が既知の説明が中心の記事や資料について「1〜2年前より読む価値が下がった」と答え、85.3%が「成果の数値がなくても、担当者の作業や判断の経緯が具体的なら購買の判断材料になる」と回答している。
レポートでは、サイトやリリースをこれまでの集客装置から顧客の意思決定を支える情報資産へ組み替える必要があるとし、経営者が着手すべきこととして次の5点を挙げている。
- まず、AIに自社のことを聞いてみる
- 「サイト流入」から「判断材料として参照された回数」へ、見る指標を変える
- 自社にしか出せない一次情報を、公開情報として持つ
- AIが参照する「選定基準」を、自社で定義する
- 情報を「公開する層」と「相談で渡す層」に分ける
代表取締役社長の石川友夫は、企業の役割が自社サイトへの誘導から顧客の検討過程で判断材料として参照される存在になることへ移ったとし、自社にしか語れない事実を顧客とAIの両方が参照できる形で公開することの重要性を述べている。
株式会社IDEATECHの概要
株式会社IDEATECHは、AI時代のカスタマージャーニーをもとにマーケティング・アセットの設計や制作を手掛けている。
- 会社名:株式会社IDEATECH
- 代表者:代表取締役社長 石川友夫
- 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山2丁目11番17号 第一法規ビル3階
- 設立日:2010年2月
- URL:https://ideatech.jp
- レポート掲載URL:https://ideatech.jp/research/ai-era-ceo/
本記事は株式会社IDEATECHの発表および日本経済新聞の報道をもとに作成されました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



