ヒューマンHD、大宮国際中等教育学校で車いすバスケ特別授業 全6回中4回終える
ヒューマンホールディングス株式会社は、さいたま市立大宮国際中等教育学校の探究学習プログラム「共生とは?」で車いすスポーツ分野の特別授業を担当しており、全6回のうち4回を終了した。講師は同社のパラアスリート社員で車いすバスケットボール選手の橘 貴啓が務めている。生徒たちは競技用車いすを使った体験を通じて課題に直面しながらも工夫を重ね、学びを深めている。
探究学習プログラム「共生とは?」と特別授業の背景

探究学習プログラム「共生とは?」には、さいたま市立大宮国際中等教育学校の5年生(高校2年生にあたる学年)150人が参加し、「デフスポーツ」「ブラインドスポーツ」「車いすスポーツ」の3分野に分かれて取り組んでいる。ヒューマンホールディングスはそのうち車いすスポーツ分野を担当し、50人の生徒に伴走している。
授業は、同社が社員の成長支援に用いているバリュープロミス「SELFing(セルフィング)」の考え方を軸に組み立てられている。「なりたい自分」を描き、そこから逆算していま何をするかを考える手法で、8月27日(木)の第1回授業では、橘が自身のシートを示しながら使い方を生徒に伝えた。なお、橘は2025年11月に同社グループ初の「アスリート雇用」制度で入社し、人事部に所属しながら競技を継続している。
第2回から第4回までの授業と生徒の変化


授業を通じて、生徒たちは体験から得た視点を他の場面へ広げている。9月17日(木)の第2回では、生徒が自身の「SELFingシート」を作成したほか、スロープや段差を使った車いすの走行を体験し、わずかな段差による進路の変化や坂道での負荷、速度制御の不安を体感した。


9月24日(木)の第3回では、台数が限られる競技用車いすの代わりにキャスター付きの椅子を活用し、全員が体験できる環境を整えた。シュート練習では腕の力だけではボールが届かない課題に対し、後ろから椅子を押して勢いをつける工夫を行うグループも見られた。後半は5対5の試合形式を実施したほか、生徒代表10人と橘による対戦も行われた。
10月1日(木)の第4回では車いす以外のパラスポーツも体験し、生徒は見えないことや聞こえないことに対しても「何が社会との間の障壁になっているのか」を自ら考えるなど、ひとつの分野で得た視点をほかの分野の理解につなげる様子が見られた。
生徒自身が体験会を運営する今後のスケジュール
特別授業は今後、以下の日程で実施が予定されている。
- 第5回:10月29日(木)「いろいろなパラスポーツを知ろう」
- 第6回(最終):11月19日(木)「生徒の企画したパラスポーツ体験会の運営」
最終回となる11月19日(木)には、生徒自身が指導者となり、他の分野を学んできた生徒に向けたパラスポーツ体験会を企画・運営する予定となっており、すでにその準備が進められている。
講師プロフィールと会社概要

講師を務める橘 貴啓は1986年生まれで埼玉県出身、現在も埼玉県内に在住している。20歳のときに事故で車いす生活となり、入院中に車いすバスケットボールを始めた。学業と就職のため約6年間競技を離れた後、28歳のときに競技へ本格復帰した。現在はヒューマンホールディングス株式会社の人事部 人材マネジメント課に所属し、SELFingアンバサダーを務めるほか、車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」のプレーヤーとしても活動している。背番号は、NBA選手のデニス・ロッドマンがシカゴ・ブルズで付けていた91番である。

ヒューマンホールディングス株式会社の概要は以下の通り。
- 社名:ヒューマンホールディングス株式会社
- 代表者:代表取締役社長 佐藤 朋也
- 所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階
- 資本金:12億9,990万円
- URL:https://www.athuman.com/
本記事はヒューマンホールディングス株式会社の発表をもとに作成。
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