石原慎太郎の新刊 昭和の風雲児 発売1カ月弱で3刷が決定
2022年に亡くなった作家で政治家の石原慎太郎さんの新刊『昭和の風雲児』について、3刷の重版が決定した。発売から1カ月弱での増刷となり、石原さんならではの痛快で豪快なエピソードが令和の読者からも支持を得ているとみられる。本作は、戦前に石原さんが「残しておきたい」と編集者を前に語った話をもとに構成されている。
各界の大物たちとの交流やエピソードを収録
戦後から平成にかけてベストセラー作家、政治家、東京都知事として活動した石原さんの思い出話には、多彩な人物が登場する。直接やり取りをした人物として、三島由紀夫、小林秀雄、田中角栄、小津安二郎、浅利慶太、立川談志などの名前が挙げられている。
先輩作家である三島由紀夫さんの運動神経の悪さをいじった話や、悪酔いした小林秀雄さんを諫めた話をはじめ、大物相手でも言いたいことを伝える若き日の姿が描かれている。さらに、日比谷に本格的な劇場を作る構想を得て大物財界人らを口説き、現在の日生劇場へと結実させたエピソードや、長年の友人だった立川談志さんとの憎まれ口の応酬、弟・裕次郎さんとのクールな会話なども収められている。
声で言葉を交わす重要性を説く記述も
本書のなかで石原さんは、ネットでのやり取りが増えた現代の状況に触れつつ、「やはり言葉というものは、文字だけではなく言語で、声で交わすこともなくては生きたものにならないのではないか」と思いを残している。


激動の時代を本気で駆け抜けた石原さんのエピソードを通じて、日本が元気だった昭和の空気を追体験できる内容となっている。
著者プロフィールと書籍データ
著者の石原慎太郎さんは1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学在学中に「太陽の季節」で芥川賞を受賞した。68年に参議院議員に当選し、衆議院議員として運輸大臣などを歴任。99年に東京都知事に就任し4選をはたした。『わが人生の時の時』など多数の著書を残し、2022年逝去した。
書籍の概要は以下の通り。
- タイトル:『昭和の風雲児』
- 著者名:石原慎太郎
- 発売日:2026年9月17日
- 造本:新書版
- 定価:946円(税込)
- ISBN:978₋4₋10₋611136₋5
- URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/611136/
本記事は新潮社の発表をもとに作成。
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