中学受験の感染症対策で38%がやりすぎ実感、徹底したかった最多は睡眠時間
東京都千代田区に本社を置き、代表を黒岩 剛史氏が務める株式会社DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」の塾選ジャーナルは、「中学受験での感染症対策」に関するアンケート調査の結果を発表しました。調査によると、38%の保護者が「やりすぎだった対策がある」と振り返った一方で、「もっと早くから徹底しておけばよかったこと」の最多は「睡眠時間の確保」でした。本調査は、過去3年以内に中学受験をした子どもを持つ保護者100名を対象に行われました。
小6の秋から対策意識、予防接種は10月が中心

中学受験をする家庭が感染症対策を意識し始めた時期は、小6の10月・11月を合わせると49%で約半数を占めました。家庭で日常的に行っていた対策は、「手洗い・うがいの徹底(97%)」が最も多く、「マスクの着用(85%)」が続きました。


受験生本人のインフルエンザ予防接種については、「1回受けた(48%)」と「2回受けた(39%)」を合わせて87%が1回以上接種していました。初回の接種時期は10月上旬・中旬・下旬を合わせると63%でした。厚生労働省によるとインフルエンザワクチンは接種からおよそ2週間後に効果が期待され、その効果は5か月程度続くとされており、入試が集中する1~2月から逆算して接種時期を決めていたと考えられます。

周囲の情報を取り入れた家庭は6割、直前は家族の行動制限も

ママ友・パパ友や塾の保護者、SNSなど周囲から聞いた感染症対策を「取り入れたことがある」と回答した家庭は60%でした。取り入れた対策の1位は「乳酸菌飲料・ヨーグルトを摂る(72%)」で、加湿器や空気清浄機の使用が続きました。

また、受験直前の過ごし方については、「家族もマスク・手洗いなどを徹底した(95%)」が最多で、「家族も人混みへの外出を控えた(65%)」のほか、外食や旅行を控えた家庭もみられました。なお、感染症対策を理由に受験直前に小学校を「休ませた」と答えた家庭は23%にとどまり、「休ませなかった」が75%と多数派でした。


当時の感染症対策について、「やりすぎだったことは特にない」と答えた家庭は62%だった一方、38%は「やりすぎだった」と回答しました。具体的には、「家族の行動を制限しすぎた(14%)」が最も多く、「人混みへの外出を控えすぎた(10%)」と「本人に感染への不安を与えすぎた(10%)」が続きました。

一方、「もっと徹底しておけばよかったこと」について尋ねたところ、「睡眠時間の確保(21%)」が最多となりました。次いで「換気・加湿(13%)」「食事・栄養管理(12%)」「手洗い・うがい(11%)」が挙げられ、日々の生活の中で体調を整える重要性を感じた保護者が多いことが示されています。

先輩保護者からのアドバイス
これから受験を迎える家庭に向けて、先輩保護者からは次のようなアドバイスが寄せられました。
- 直前期は勉強だけでなく睡眠や食事を優先し、早い段階から無理のない生活リズムをつくること
- 周囲の情報に踊らされず、手洗いやマスクなど基本的な感染症対策を続けること
- 神経質になりすぎず、直前に普段の生活を大きく変えすぎないこと
- 受験生本人だけに任せず、家族全体で協力して対策に取り組むこと
調査概要
- 調査対象:過去3年以内に中学受験をした子どもを持つ保護者100名
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットを使用した任意回答
- 調査レポート名:「中学受験での感染症対策」に関する調査
本記事は塾選ジャーナル調べ:「中学受験での感染症対策」(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/75850/)の発表をもとに作成しました。
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