MEDICOLAB、米Fogarty Innovationの支援プログラムに採択
株式会社MEDICOLABは、米国シリコンバレーを拠点とする医療技術イノベーション支援組織Fogarty Innovationのスタートアップ支援プログラムに採択された。

同社はこの採択を契機に、頭部MRIを用いた神経疾患診断支援AIの米国展開を見据え、臨床現場でのニーズ検証や米国FDAへの規制対応、保険償還、事業化戦略の具体化を進める方針だ。
米国市場参入に向けた支援組織との連携
Fogarty Innovationは、米国シリコンバレーを拠点とする非営利組織である。医療技術の研究開発から臨床現場での活用までを支援するため、スタートアップ企業の育成、専門家による助言、教育・ネットワーク形成などに取り組んでいる。
株式会社MEDICOLABは、同組織の医療技術分野における知見を活用し、米国での製品価値の検証と市場参入に必要な課題の整理を進める。既に実施された専門家とのセッションでは、米国の診療フロー、臨床エビデンス、規制、保険償還、事業開発などについて意見交換が行われた。
開発中の神経疾患診断支援AIと国内での取り組み
株式会社MEDICOLABが開発する神経疾患診断支援AIは、日常診療で広く用いられる頭部MRI画像をAIで解析し、核医学検査から得られる情報に関連した評価情報を推定・提示する、開発中のプログラム医療機器である。神経変性疾患を対象に、医師による診断・鑑別や追加検査の判断を支援することを目指している。なお同製品は開発中であり、日本での医療機器の製造販売承認および米国FDAの認可等は取得していない。
同社は、2026年7月に採択されたAMED「医工連携グローバル展開事業」において、国内の大学・医療機関と連携した多施設データによる性能検証や、薬事・品質管理体制の整備を進めている。こうした国内での開発と並行して、米国で求められる臨床的有用性や事業化条件の検討を進める。
代表取締役の井汲一尋氏による見解
代表取締役の井汲一尋氏は、脳神経内科医として専門的な検査を必要とする患者が検査へのアクセスや診断までの時間に課題を抱える場面を経験してきたと説明した上で、「私たちは、広く普及しているMRIに新たな診断支援の価値を加えることを目指しています」と述べている。
今回の採択を機に、国内での研究開発に加え、米国の臨床現場で求められる価値や実用化の条件を具体的に検証し、世界の医療現場に届けられる製品づくりを進めるとしている。
株式会社MEDICOLABの概要
脳神経内科領域を中心に、医療AI・プログラム医療機器の研究開発と事業化に取り組むスタートアップである株式会社MEDICOLABの会社概要は以下の通り。
- 会社名:株式会社MEDICOLAB
- 所在地:愛知県名古屋市西区牛島町6番1号 名古屋ルーセントタワー40階
- 代表者:代表取締役 井汲一尋
- 事業内容:医療AI・プログラム医療機器の研究開発および事業化
- ウェブサイト:https://medicolab.co.jp
本記事は株式会社MEDICOLABの発表をもとに作成されています。
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