KPI×adidas:OMO戦略でテニスシューズ試履きメタバースイベントを開催

スポーツ用品のオンライン販売を手掛けるKPI株式会社(以下、KPI)は、スポーツブランドadidasとコラボレーションし、テニスシューズの試履き体験が可能なメタバースイベントを開催します。OMO戦略を活用したこのイベントでは、KPIのスポーツ施設「KPI PARK」で行われる実際の試履きイベントとオンラインのメタバース上での試履き体験が融合されます。

KPIとadidasのコラボレーションは、テニスシューズの試履き体験を提供するいう新たな試みです。OMO戦略、つまりオンラインとオフラインの融合を進めるこのプロジェクトは、ユーザーがオンラインの世界でシューズを試すことができる新たな体験を提供。メタバースと呼ばれる仮想空間上で展開されるこのイベントは、実際の店舗で試履きをする体験を再現したもので、参加者は新製品の感触やフィット感を確認できます。

テニスシューズの試履き体験は、KPIが運営するスポーツ施設「KPI PARK」のadidasブースで開催。全豪オープンモデルの「Barricade 13」シリーズや「Adizero Ubersonic 4.1」「CourtJam Control 3」をはじめとする数々の新製品が展示され、参加者はそれらを試履きして選ぶことができます。また、同施設ではテニスアパレルの展示販売も行われます。

この体験型イベントの特徴は、KPIのメタバースストアでの同時開催です。実際のイベントに参加できないユーザーでも、メタバース上で新製品の試履き体験が可能です。これにより、地域や時間を問わず幅広い人々に新製品の試履き体験を提供することが可能になります。

この体験型イベントは、KPIとadidasがOMO戦略を活用して展開します。オンラインとオフラインの境界をなくし、ユーザーが任意の場所や時間で新製品を試すことができる体験を提供することが目的です。これは、新型コロナウィルス感染症の影響で実店舗へ足を運べないユーザーや、遠隔地に住むユーザーを考慮したもので、利便性と体験価値の向上を図ります。

メタバース上での試履き体験は、実際の店舗での試履き体験と同様に、新製品のデザインや機能性を確認可能。ユーザーは自分のアバターにシューズを装着させ、その動きやフィット感を観察することができます。

また、2社が新製品の展示だけでなく、試履き体験を通じたユーザーの反応や意見を収集し、そのフィードバックを製品開発に活かすことも期待されます。このように、OMO戦略を活用したメタバースイベントは、製品開発とマーケティングの新たな取り組みとして注目されています。

KPIとadidasが提供するこのテニスシューズの試履き体験は、新たなテクノロジーとOMO戦略を活用した新しい形の商品体験提供として注目されています。オンラインとオフラインの融合により、ユーザーは自由に新製品を試すことができ、その魅力を身近に感じる。今後も、このような新しい形の商品体験提供が一般化していくことで、消費者の購買体験がより豊かになることが期待されます。