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鴻池運輸子会社のFSNL社、インドの鉱山で石炭関連業務を開始

鴻池運輸株式会社のグループ会社であるFSNL Private Ltd.(FSNL社)は、インドの国営石炭会社などが運営する鉱山で、鉱山関連事業への参入に向けて案件を受注した。同社は2026年8月からマハーラーシュトラ州のKamptee(カンプティ)鉱山で石炭関連作業の現場準備を進め、9月より業務を開始した。

鉱山関連事業開始の背景

FSNL社は、2025年1月に鴻池運輸の完全子会社となって以降、インド国内の製鉄所において、鉄鋼スラグ処理、金属成分の回収、スクラップ処理などを行ってきた。鴻池運輸は、日本国内の製鉄所構内で培ってきた現場運営、安全・品質管理、設備運営、物流などの知見を活用しながら、FSNL社の事業基盤強化と事業領域の拡大に取り組んでいる。

インドでは、鉄鋼生産の拡大に加え、鉄鋼原料となる石炭や鉄鉱石の安定供給に関わる事業への需要も見込まれている。こうした市場環境を踏まえ、FSNL社はこれまでの製鉄所構内業務で培った知見を生かせる鉱山内作業への参入を検討し、請負業務の受注および事業開始に至ったとしている。

主な作業内容とEV重機の導入

FSNL社は受注案件ごとに業務範囲が異なるものの、石炭や鉄鉱石を取り出すために採掘場所の準備から資源の運搬まで各種作業を行う。主に以下の作業の一部または複数を請け負っている。

  • 採掘する資源の上にある土砂の掘削・積み込み:石炭や鉄鉱石を掘り出せるように、その上を覆っている土砂や岩を掘削し、ダンプトラックなどの運搬車両に積み込む。
  • 掘削した土砂の運搬、荷下ろし、敷きならし:掘削した土砂を鉱山内の決められた場所へ運び、荷下ろし後、重機で敷きならして地面を整える。
  • 石炭の破砕、積み込み、運搬:採掘した石炭を扱いやすい大きさに砕き、運搬車両に積み込み、貯炭場や出荷設備などへ運ぶ。

なお、同社は環境に配慮し、Dipika 鉱山の請負業務に使用するダンプトラック・重機の全車にEV車を導入しており、現場ではEV ホイールローダーとEV ダンプトラックを使用する。

今後の事業展開

鉱山における請負業務について、FSNL社は今後、案件ごとの業務範囲、操業条件、安全性および採算性を見極めながら、適正な収益性を確保できる案件への入札参加を進める。これにより、新たな収益基盤の一つとして確立することを目指す方針だ。

発表元の概要

  • 鴻池運輸株式会社:本社は大阪市中央区、代表取締役会長兼社長執行役員は鴻池 忠彦。
  • FSNL Private Ltd.:本社はインド共和国チャッティースガル州、取締役会長は藤原 俊宏。2025年1月に鴻池運輸の完全子会社となった(関連報道発表:2025年1月23日 https://ssl4.eir-parts.net/doc/9025/tdnet/2550857/00.pdf )。

本記事は鴻池運輸株式会社の発表をもとに作成。

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