SaaSus Platformがメールアドレス不要のログインID認証に対応
株式会社アンチパターンは、BtoB SaaS開発・運用を支援するプラットフォーム「SaaSus Platform」において、メールアドレスではなく任意のログインIDを用いてユーザー認証を行える「ID認証」に対応した。
本機能により、SaaS事業者はメールアドレスを持たないユーザーの利用や、メールアドレスをログイン情報として使用しない業務要件に対応しやすくなる。従来のメールアドレス認証とあわせて社員番号やユーザーコードなどをログインIDとして活用でき、サービスやユーザーの特性に応じた認証方式を選択できるようになる。
ID認証の機能と特徴
ID認証では、メールアドレスの代わりに任意の文字列をログインIDとして利用できる。ログインIDには半角英数字、ハイフン、アンダースコアを使用でき、最大50文字まで設定が可能となっている。
ユーザー作成時にはメールアドレス認証またはID認証を選択でき、同一テナント内でもユーザーごとに異なる認証方式を混在させることができる。
また、認証APIを利用した独自ログイン画面では、ユーザー名とテナントID、パスワードを用いたIDログインを実装できる。SRP認証によるチャレンジレスポンス方式により、パスワードをそのまま送信せず安全に認証処理が行われる。標準ログイン画面を利用する場合は認証詳細設定からログインIDでの認証を許可できるほか、認証APIにより自社サービスのUIに合わせた独自ログイン画面からのID認証実装にも対応する。
導入の背景と現場での活用例
BtoB SaaSでは、労務管理SaaSや建設現場向けSaaSのように利用者が個人のメールアドレスを持っているとは限らず、社員番号やユーザーコードによるログインが求められる場合がある。一方で、認証機能を個別に実装・運用するにはセキュリティやテナント管理、トークン管理、認証方式の切り替えなど多くの設計・運用負荷が発生する課題があった。
活用例としては、労務管理SaaSにおいて個人のメールアドレスを持たない従業員が社員番号などで利用するケースや、建設現場向けSaaSなどで現場スタッフがユーザーコードを用いて利用するケースが挙げられている。さらに、既存の業務システムやパッケージソフトをSaaS化する際に、利用者が従来使っていた社員番号やユーザーコードをログインIDとして活用する用途にも対応できるとしている。
利用方法とドキュメント
標準ログイン画面でID認証を利用する場合は、SaaS開発コンソールの認証詳細設定でログインIDでの認証を許可する設定を行う。
独自ログイン画面でIDログインを実装する場合は提供されている認証APIを利用する。メールアドレス認証とは異なり、ユーザー名とテナントIDを使ってチャレンジリクエストを行い、その後のSRP認証計算とトークン取得の流れはメールアドレス認証と同様となる。
機能に関するドキュメントと実装ガイドは以下のURLで公開されている。
- ドキュメント:https://docs.saasus.io/ja/docs/part-7/faq/saasus-platform/
- 実装ガイド:https://docs.saasus.io/docs/part-6/implementation-guide/auth/advanced-sign-in/
株式会社アンチパターン 会社概要
東京都渋谷区に本社を置く株式会社アンチパターン(代表取締役CEO兼VPoE:小笹佑京)は、「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を理念に掲げるスタートアップ企業。国内で2社しかいないAWS SaaS コンピテンシーパートナーとして、SaaS開発に必要な共通機能を提供する「SaaSus Platform」やサービス「Deshima」を展開している。
- 所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-20-18 5F
- 創業:2019年7月
- 代表者:代表取締役 小笹佑京
- 事業内容:システム開発事業、コワーキングスペース運営、エンジニアマッチング事業
- 認証:情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) JIS Q27001:2014(ISO/IEC 27001:2013) 認証番号 IS 794005
- URL:https://anti-pattern.co.jp/
- X:https://x.com/antipatterninc
本記事は株式会社アンチパターンの発表をもとに作成。

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