パナソニックの未来創造拠点、「ナナナナ祭2024」のメインビジュアル発表

「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもと、若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む未来創造拠点「100BANCH」は、日頃の実験の成果を広く公開し、楽しんでもらう機会として、2024年7月7日から14日までの8日間、「ナナナナ祭2024」を開催する。今回のテーマは「とにかくえんぎがいい祭り」だ。

メインビジュアルには、100BANCHで活動していたアートエージェンシー「ヘラルボニー」の異彩作家、川中琴樹氏の作品「タイトル不明(No title)」が選ばれた。この作品は、100BANCH自体の持つ「明るさ」「踊るようなスピード感」「湧き上がる衝動」を表現し、多くのアイディアが生まれる様子を感じさせるという。

川中氏は1996年生まれ、滋賀県在住。2015年より「やまなみ工房」に所属し、絵具を画用紙に落とす、ビー玉を転がす、筆で書きなぐるなど、周囲の反応を楽しむように創作活動を行っている。完成する作品は、優しさの中にも力強さがある不思議なものだ。

100BANCHは、パナソニックが創業100周年を機に2017年7月7日に渋谷に開設した未来創造拠点。若い世代とともに、次の100年につながる新しい価値の創造を目指している。これまでに1000件を超えるエントリーがあり、325プロジェクトを採択。活動を足がかりに大きく飛躍し、イノベーションリーダーとなっているメンバーも少なくない。

ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開している。100BANCHには、2018年2月から約2年間、東京の拠点として活動していた。

「ナナナナ祭2024」では、このアートによりイベントが彩られる予定だ。Webサイトや100BANCH屋外の懸垂幕、空間装飾などのさまざまなシーンで活用される。入場料は無料(一部有料、チケット制)となっている。