鴻池運輸がITポータル活用を拡大 27年3月末までに開発時間70%削減目指す
ServiceNow Japan合同会社は、鴻池運輸株式会社がServiceNow AI Platformを基盤に構築したIT統合ポータル「GIPS(Group IT Portal Site)」の活用領域を拡大していることを発表しました。同ポータルを通じてIT運用業務の標準化や可視化、効率化を推進しています。鴻池運輸は生成AIで開発を支援する機能を採用し、2027年3月末までに開発作業時間を70%削減することを目標に掲げています。
IT統合ポータル「GIPS」による業務の一元化
鴻池運輸は、KONOIKEグループのIT統合ポータルであるGIPS上で、PCライフサイクル管理、社内ヘルプデスクのチケット管理、IT資産管理、IT関連申請のワークフローを一元化しています。問い合わせや申請の状況をひとつの基盤上で可視化することにより、担当者に依存した運用からの脱却と継続的な業務改善を進めています。
この取り組みの契機となったのは、約3,000台のPCをWindows 7からWindows 10へ移行したプロジェクトでした。移行時に生じた運用上の課題を踏まえてプロセスの統一などを構想し、運用の継続性や機能拡張の体制を強化するため、2023年6月にServiceNow ITSM(IT Service Management)を採用して導入プロジェクトを本格始動させました。
生成AI支援機能の導入と開発作業時間の削減目標
活用の拡大に伴い、鴻池運輸は開発工程の効率化と標準化に向けて、2026年7月からServiceNow AI Platform上でCreator Pro Plus(CPP)を開発環境に組み込みました。CPPはアプリケーションや設定変更に伴う依存関係の検出や解決策の提案、設計時の複数案比較、設計書や標準機能に沿った実装、テストの効率化に活用されています。
人がAIの提案内容を確認しながら利用することで、単なる工数削減だけでなく品質向上や標準化を図っています。同社は効果検証と活用拡大を進めており、開発作業時間を2027年3月末までに70%削減することを目指しています。
今後の展開とヘルプデスク業務の高度化
鴻池運輸は、削減した開発時間を要件整理や品質向上、ナレッジ整備などに充て、人がより価値の高い判断に注力できる体制を目指す方針です。また、全社で展開している生成AI基盤とCPPを組み合わせ、業務要望の整理から実装・検証までを一貫して進める計画です。
今後はCMDB(構成管理データベース)の構築によるIT運用やセキュリティ運用の高度化、IT関連以外の申請集約、生成AIによる自動化も予定しています。さらに、スマートフォンを含む通話に対応するため、CTI(Computer Telephony Integration)システムとServiceNowを連携させ、チケットの自動発行やチャットボット、ボイスボットによる自動対応の実現を目指すとしています。
発表企業および関連情報
- ServiceNow Japan合同会社(本社: 東京都千代田区、社長執行役員: 鈴木 正敏)
- 鴻池運輸株式会社(本社: 大阪市中央区、代表取締役会長兼社長執行役員: 鴻池 忠彦)
- ServiceNow Japan合同会社 お問い合わせフォーム: https://www.servicenow.com/jp/contact-us.html
- ServiceNow Japan合同会社 Tel: 03-4572-9200(代表)
本記事はServiceNow Japan合同会社の発表をもとに作成しました。
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