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BroadcomとNTTドコモ、クラウド高度化で国内初の10年包括契約を締結

Broadcom Inc.は、株式会社NTTドコモとプライベートクラウドの継続的な高度化に向けた10年間の長期包括契約を締結したことを発表しました。AI利用の拡大やサイバー攻撃の高度化といった事業環境の変化に対応し、デジタルサービスの安定提供を支えることを目的としています。この合意は、VMware製品を対象とした10年間の長期包括契約として日本国内で初となります。

国内初となる10年間の長期包括契約

NTTドコモは2019年にVMware Cloud Foundation(VCF)の利用を開始し、これまで7年にわたりプライベートクラウドの構築・運用において連携を続けてきました。今回の合意は、VCFをはじめとするVMware製品のライセンス、技術支援、保守サポートを対象とするもので、日本国内における同種契約として初となります(2026年10月20日時点)。両社は長期的な技術ロードマップをすり合わせ、NTTドコモの大規模インフラ運用の知見とBroadcomの技術やエンジニアリングリソースを組み合わせることで、サービス基盤の継続性、安全性、提供スピードの向上に取り組みます。

技術連携と運用の高度化を進める3つの重点領域

BroadcomはVCFを中核として、以下の3つの領域で支援を行います。

  • 継続性(サービスの高可用性):サービスを継続したままシステムの更改や保守を迅速に行える環境を強化します。サーバー、ストレージ、ネットワークを統合管理して柔軟な設備増設や容量拡張に対応するほか、リソースの自律的な最適配置・拡張によりアクセス集中時も品質を維持します。また、最高水準のSLOを備えた「VCF Forte Support」により継続運用を支えます。
  • 安全性(セキュリティ強化とサイバーレジリエンス):サイバー攻撃やAIを悪用した脅威に対し、パッチの速やかな適用や予兆検知機能を活用して対策を強化します。システム全体の状態把握とAIOpsへの取り組みにより異常の早期発見と迅速な対応を目指すほか、専任のSAMおよびTAMとの連携を通じて最新技術を取り入れます。
  • 俊敏性(サービス提供の迅速化):VCFのKubernetesランタイムであるVMware vSphere Kubernetes Service(VKS)を活用し、仮想マシンとコンテナを共通基盤上で運用します。開発・運用の自動化により、環境準備からサービス提供までを効率化し、開発・テスト・リリースのプロセスを自動化することで新機能の展開サイクルを短縮します。

次世代プラットフォームへの進化と今後の展開

Broadcomは今回の契約を基盤とし、既存システムの安定運用にとどまらず、NTTドコモのサービス基盤を仮想マシン、コンテナ、AIを統合する次世代プラットフォームへと進化させる方針です。両社はAIによる運用の自動化や高度化を推進するほか、AI利用の拡大や新たな脅威、6G・IOWNといった将来の技術や事業環境の変化を見据え、新しい技術を柔軟に取り込みながら進化し続けられる環境を共に築いていくとしています。

株式会社NTTドコモのサービスデザイン部 部長である石丸 浩氏は、今回の長期包括契約を通じてBroadcomとの技術連携をさらに強化し、既存サービスの安定提供を継続しながら将来の技術進化も見据えたサービス基盤の実現を目指すと述べています。また、BroadcomのVMware Cloud Foundation Division チーフ プロダクト オフィサーであるPaul Turner氏は、将来的にはAIワークロードも共通基盤で稼働させるプライベートクラウドを提供し、安全で信頼性の高いデジタルサービスを迅速に提供し続けられるよう取り組む姿勢を示しています。

契約対象の製品およびサポート

本契約の対象となる主なVMware製品および関連する技術支援・サポートは以下の通りです。

  • VMware Cloud Foundation
  • VMware Avi Load Balancer
  • VMware vDefend
  • VMware Tanzu Platform
  • Support Account Manager(SAM)
  • Technical Account Manager(TAM)
  • VCF Forte Support

本記事はBroadcom Inc.の発表をもとに作成しました。

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