AOKIの調査で女性の61.7%が選択時に判断疲れを実感 朝の服選びが負担に
小出大二朗が代表取締役社長を務める株式会社AOKIの「ジャケジョ研究所」は、ジャケットを着用する機会のある20代~50代の女性1,000名を対象に実施した「選択時の判断疲れ」と「選択の効率化(チョイスパフォーマンス)への関心」の実態調査の結果を公表しました。調査では、日常生活で商品やサービスを選ぶ際に選択肢の多さから判断疲れを感じ、心のエネルギー消耗や失敗ストレスを抑えたいとするメンタルパフォーマンス(メンパ)の低下を自覚している女性が全体の6割を超えていることが分かりました。出社前の身支度では「着る服を選ぶこと」が最大の負担として挙げられており、脳研究者の池谷 裕二氏が認知負荷の観点からこの要因について解説しています。
6割以上が判断疲れによるメンパ低下を実感
日常生活において商品やサービスを選ぶ際、「選択肢が多すぎて選ぶのが面倒だ(疲れる)」とメンタルパフォーマンスの低下を感じることがあると回答した人は、全体の61.7%(「頻繁にある(14.2%)」と「時々ある(47.5%)」の合計)に達しました。選ぶ・決める際の負担としては「選択肢が多すぎる(30.5%)」が最多で、「失敗したくないと思い、決めるまでに時間がかかる(28.7%)」、「比較情報が多すぎる(26.8%)」が続いています。

選択作業に疲れた結果として起きやすい状態については、「予定より時間がかかった(25.4%)」が最も多く、次いで「その後の行動が面倒になった(21.2%)」、「気分が下がった・やる気がなくなった(20.2%)」が挙がりました。一方、負担を減らすのに役立った工夫では「前日までに予定や身支度を決めておく(25.4%)」や「自分なりの判断基準やマイルールを決める(24.9%)」が上位となっています。また、自分に最適な選択肢を迷わず納得感を持って選ぶ効率性を指す「チョイパ(チョイス・パフォーマンス)」について、自身のチョイパを高めたいと答えた人は「非常にそう思う(19.6%)」と「まあまあそう思う(48.9%)」を合わせて68.5%となりました。



朝の負担トップは「服選び」 着まわしやセットアップに需要




仕事に行く日の朝に選ぶ負担を感じるものとしては、「着る服を選ぶこと(32.2%)」が1位となり、「メイクや髪型を決めること(26.9%)」を上回りました。服装選びで迷う理由では、「天気や気温に合わせた服装を考えること(29.3%)」が最も多く、次いで「今日着る服を決めること(28.1%)」、「コーディネートを考えること(24.5%)」が並んでいます。


服選びの手間を減らす工夫や機能に関しては、「マルチウェイ・着回し力(34.4%)」が1位となり、2位に「セットアップ化(26.6%)」、3位に「機能性(21.8%)」が続きました。また、チョイパを高めるために信頼している、または利用したい情報源・サービスでは「友人・家族の口コミ(28.5%)」のほか、「信頼している特定のブランド・メーカー(27.8%)」や「AIによるパーソナル提案(24.6%)」が上位に入っています。
脳研究者 池谷 裕二氏が語る認知負荷と自動化の重要性
ジャケジョ研究所の特任研究員を務める東京大学薬学部教授・脳研究者の池谷 裕二氏は、意思決定は複数の選択肢を比較して天秤にかける作業であり、脳にとって非常に認知負荷が高いと述べています。何かに膨大なエネルギーを使うと他にエネルギーが回らなくなる「自我消耗」が起きるとし、脳は起床後1〜2時間ほど十分には機能しないため、朝から服選びにエネルギーを消耗することはパフォーマンス低下につながると指摘しています。
その上で、マイルールでの固定化やセットアップの活用などによる自動化は脳の特性にかなっていると説明しました。また、AIの活用についても、提示された選択肢から最適なものを見抜く判断力を養い、脳のリソースを有効活用する手段として前向きに捉えています。池谷氏は、100点を目指さずに考えなくてよい部分を自動化して脳の余白を作ることが、他の大切な局面で実力を発揮するための賢い戦略になるとアドバイスしています。
調査概要
- 調査名:「選択時の判断疲れ」と「選択の効率化(チョイスパフォーマンス)への関心」の実態調査
- 調査期間:2026年8月
- 調査機関:調査委託先 株式会社クロスマーケティング
- 調査対象:ジャケットを着用する機会のある20代~50代の女性
- 有効回答数:1,000件
- 調査方法:インターネット調査
- ジャケジョ研究所URL:https://www.aoki-style.com/feature/jacketjoshi/
本記事は株式会社AOKIの発表をもとに作成されています。
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