日本ライトハウスが初のiPDFリアル解説講座を東名阪で11月・12月に開催へ
社会福祉法人 日本ライトハウスは、視覚障害者やAIにとってアクセシブルな「自動読み上げ対応PDF(iPDF)」の普及を目指し、無料のリアル解説講座を2026年11月・12月に東京・名古屋・大阪の3都市で開催する。対象は政府機関、地方自治体、企業・団体のWeb担当者などとしている。今年5月のスタート以降、オンラインで毎週開催してきたセミナーだが、直接学びたいという要望に応えて初のリアル開催を決定した。

PDFのアクセシビリティとAI時代への対応
インターネット上のファイル全体におけるPDFの割合は数%にすぎないものの、公開されている文章全体の約2割がPDF内にあると言われている(※Geminiによる調査回答に基づく)。Webページには概要を掲載し、詳細をPDFで掲載・運用する自治体や企業が多いことが背景にある。
一方で、視覚障害を持つユーザーからは、PDFを自動読み上げさせると読み上げ順がバラバラになってしまい、内容の把握を諦めているという声が寄せられているという。
さらに、AIが文書を理解する仕組みもPDFの自動読み上げ技術と共通している。アクセシビリティが考慮されていないPDFはAIに対しても正確な情報が伝わらない問題を抱えており、主要なAIやオーサリングツールが自動読み上げ設定に対応しつつある中、「愛(i)あるPDF(iPDF)」への対応が求められている。
実演を交えてWordやAcrobatでの作成手法を解説
アクセシビリティ対応のPDF作成は難しいと受け止められがちだが、Microsoft Wordからの書き出しであれば、少しのコツと注意点を押さえることで作成できるという。講座では以下の内容について実演を交えて解説される。
- Wordから「愛(i)あるPDF」を正しく書き出す方法
- 既存のPDFをAdobe Acrobat Proで「愛(i)あるPDF」へ加工する方法
- 「iPDF」表示の取り組み紹介
- (東京会場限定) 色覚障害など、見た目のユニバーサルデザインに関する講習も実施
主な対象者には、政府機関、地方自治体、企業・団体のWeb担当者および情報システム担当者のほか、広報誌やパンフレットなど公共性の高い文書の作成担当者、組織内に視覚障害の当事者・関係者がいる人、Webアクセシビリティの向上に取り組む人が挙げられている。
東名阪3会場の開催概要
参加費はいずれの会場も無料となっている。
- 名古屋会場
日時:11月17日(火) 14:00~15:30 会場:名古屋ライトハウス
- 大阪会場
日時:11月24日(火) 14:00~15:30 会場:日本ライトハウス
- 東京会場
日時:12月3日(木) 13:30~16:00 会場:ふれあい貸し会議室八重洲(東京駅すぐ)
詳細および申し込みは公式サイト(https://ipdf.lighthouse.or.jp/seminar)で受け付けている。なお、「iPDF」は登録商標である。
本記事は社会福祉法人 日本ライトハウスの発表をもとに作成。
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