堀文子と挿絵『寂庵こよみ』挿絵原画展 -「花の画家」が描いた四季折々の草花、瀬戸内寂聴の連載エッセイ挿絵50点余りを初公開
ナカジマアート、堀文子による瀬戸内寂聴の連載エッセイ挿絵原画展を11月5日より開催へ CATEGORY: エンタメ
東京・銀座のナカジマアートで、2026年11月5日(木)から展覧会「堀文子と挿絵 『寂庵こよみ』挿絵原画展」が開催されます。作家・瀬戸内寂聴の新聞連載エッセイ『寂庵こよみ』のために日本画家・堀文子が描き下ろした挿絵原画が初公開されます。本展は、2019年に100歳で逝去した堀文子の画業をたどる企画シリーズ「堀文子の仕事」の一環として実施されます。
初公開となる『寂庵こよみ』の挿絵原画



作家・瀬戸内寂聴(1922-2021)が1985年9月17日より東京新聞で連載をスタートしたエッセイ『寂庵こよみ』に向け、堀文子が描き下ろした四季折々の90回を超える挿絵のなかから、約50点(予定)の原画が初公開されます。

桔梗、水仙、椿といった和花や、当時アトリエを構えていた軽井沢の風景、野草が、墨の濃淡や胡粉を使って丹念に描かれています。会場の3階メイン会場で『寂庵こよみ』の挿絵原画が展示され、5階ギャラリーでは女性誌『美しいキモノ』や『婦人画報』などに掲載された和花の挿絵原画などが紹介されます。
瀬戸内寂聴と堀文子の長年にわたる交流
2人の交流は、1960年代に新聞社の企画による四国旅行をきっかけに始まりました。瀬戸内が瀬戸内晴美の名で活動していた時代から、小説の挿絵や装幀画、随筆のカットなどを堀が手がけ、長年にわたり親交を深めました。1974年に瀬戸内が京都・嵯峨野に開いた「曼陀羅山 寂庵」の建設にあたっても、堀が設計者を紹介したとされています。

晩年に堀は「挿絵の仕事は後の自分の制作に影響を与えた大切な仕事であった」と語っており、本展では長年の交流から生まれた作品を通して、その画業を「挿絵」という視点から紹介します。

展覧会にあわせ、販売から20年以上一度も同じ絵柄を使用したことがない『堀文子暦2027』が完成しました。「牡丹」「紅梅」のほか、イタリア・トスカーナの風景、軽井沢の高山植物などが収録されています。

また、画文集『堀文子の墨絵』の予約販売も開始されます。『寂庵こよみ』に堀が描き下ろした約60点の墨絵を収録し、庭の花や野菜などのモチーフを描いた作品と、折々に堀が語った言葉が一冊にまとめられています。
展覧会の開催概要
- 展覧会名:堀文子と挿絵 ~『寂庵こよみ』挿絵原画展~
- 会期:2026年11月5日(木)~25日(水)
- 営業時間:11:00~18:30
- 休館日:15日(日)
- 会場:ナカジマアート(〒104-0061 東京都中央区銀座5-5-9 アベビル3階5階)
- 出品数:約50点(予定) 墨絵、日本画など
- 協力:一般財団法人堀文子記念館
本記事はナカジマアートの発表をもとに作成しています。
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