生成AI活用を「個人利用」から「組織変革」へ 『ビルスピアカデミー』、食品製造業におけるAIエージェント活用支援事例を公開
ビルスピ、食品製造企業でのAIエージェント開発研修による業務改善事例を公開
CATEGORY: ビジネス
パーソルイノベーション株式会社のビルスピカンパニーが運営するDX人材育成研修『ビルスピアカデミー(旧:TECH PLAY Academy)』は、食品製造企業におけるAIエージェントを活用した業務改善の事例ページを公開しました。
生成AIの活用を個人利用から組織全体へ広げたい企業に対し、業務課題の整理や構造化からAIエージェントの企画・開発、PoC、展開計画の策定までを支援しました。受講者32名による実践的な取り組みを通じた育成プログラムの内容や成果を紹介しています。
組織全体への活用拡大を目指す背景と設計
生成AIの普及に伴い業務活用が進む一方で、個人レベルの利用にとどまり、組織全体の業務改善や新たな価値創出に結びついていないケースが見られます。また、AIツールを導入しても現場の課題に即したテーマ創出や実装まで進められない点も課題となっています。
こうした中、食品添加物製造業のA社では、AIを活用した業務改善を現場主導で推進できる人材育成を目指して本プログラムを導入しました。ビルスピアカデミーでは、AIエージェントを作ること自体を目的化せず、「どの業務を改善すべきか」「どこをAIに任せるべきか」を整理できる状態を目指し、業務の可視化や要件整理から検証までのプロセスを設計しました。
研修は、業務整理、設計、開発、現場検証という流れを3ターム・全7回のプログラムとして実施されました。AIエージェントの操作習得だけでなく、自身の業務を題材に一連のプロセスを経験することを重視し、各段階のアウトプット設定や講師レビュー、開発期間中のQAやオンライン相談を通じて実践を支援しました。
- 導入企業:食品添加物製造業
- 活用サービス:AIエージェント開発研修
- 参加人数:32名
- 実施期間:2025年12月~2026年4月
- 支援範囲:研修ゴール・カリキュラムのすり合わせ、全7回の研修、開発期間中のQA・オンライン相談、成果発表、アンケート分析、次期施策の検討

受講者による成果物の作成と検証
受講した32名は、自身の業務課題をテーマに以下の4つの成果物を作成し、業務適用を見据えた提案を行いました。

- 業務負荷リストと業務改善テーマ
現在の業務を人と時間の観点から整理し、チェック・判断業務、定型業務の自動化、問い合わせ対応、データ分析などの改善テーマを設定。
- As-Is/To-Be業務フローと要件・機能リスト
現状と改善後の業務フローを整理し、AIと人が担う領域を明確にした設計資料を作成。
- AIエージェントのプロトタイプ開発
選定したテーマをもとにAIエージェントを開発し、テストと改善を実施。
- PoC結果と展開ロードマップ
他者への試用によるフィードバックを収集し、スモールスタートする部署、検証項目、今後のアクション、展開体制などを整理。
研修後のアンケート結果と意識の変化
研修終了後のアンケートでは、「研修内容は自身の業務に関連している」と回答した受講者が32名中30名、「業務で活用できると思う」と回答した受講者も32名中30名となりました。
プログラムを通じて受講者には、「AIで何ができるか」ではなく「どの業務を改善すべきか」という課題起点で考える姿勢や、人とAIの役割整理、小さく作って検証する姿勢、利用者を巻き込みながら活用を進める意識などの変化が見られました。
本記事はパーソルイノベーション株式会社の発表をもとに作成されています。
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