ニッシン・パーテクチュアルが切削加工ドリームコンテスト先端加工部門で金賞と技能賞を受賞
埼玉県春日部市に本社を置く冷間圧造用精密金型メーカーのニッシン・パーテクチュアル株式会社は、DMG森精機株式会社が主催する「第21回切削加工ドリームコンテスト」の先端加工部門において金賞と技能賞を受賞しました。作品「八方向潜像」が金賞を、「般若心経262文字全文判子」が技能賞をそれぞれ獲得し、全63点の応募があった同コンテストにおいて2年連続の受賞となりました。受賞した2作品は、2026年10月26日(月)から31日(土)まで東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2026のDMG森精機ブースで展示される予定です。



金賞を受賞した「八方向潜像」は、1枚の金属板の向きを変えることで、走る人の姿が8通りに切り替わる作品です。フェムト秒レーザーによる微細加工を用いて金属の表面そのものに像を表現しており、連続して向きを変えることでアニメーションのような視覚効果を生み出します。

審査では、レーザー加工の特長を生かして8方向の潜像を実現した工夫や、綿密な設計と試行錯誤を重ねて暗部の表現に独自の構造を用いた点が評価されました。同技術は現在特許出願中であり、同社は偽造防止技術への応用や高級品の意匠、記念品・ノベルティなどへの展開を目指しています。
25mmの印面に微細加工を施した「般若心経262文字全文判子」が技能賞
技能賞を受賞した「般若心経262文字全文判子」は、25mmの印面に般若心経の全262文字を収めた判子です。熱の影響を抑えながら加工できるフェムト秒レーザーの特長を生かし、1文字1mmの大きさで文字の輪郭を精密に刻んでいます。
ニッシン・パーテクチュアルは1973年の創業以来、冷間圧造用精密金型を製造してきました。2022年に5軸フェムト秒レーザー加工機を導入し、金型の長寿命化を支援する独自の表面処理「HNP処理」(特許取得)の開発など、金型製造の技術とレーザー加工を組み合わせた取り組みを進めています。
代表取締役の中村 稔氏は、若手の挑戦を会社が支えてきた結果としての受賞であるとし、技術をものづくりの現場の課題解決に役立てていく考えを示しました。また、開発を担当したレーザー事業部 主任の中村 環希氏は、8方向すべての像をくっきり見せることに苦労したと振り返っています。
受賞概要とJIMTOF2026での展示
受賞作品の実物は、第33回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2026」で展示されます。
- コンテスト名:第21回切削加工ドリームコンテスト
- 主催:DMG森精機株式会社
- 受賞部門:先端加工部門
- 金賞:「八方向潜像」
- 技能賞:「般若心経262文字全文判子」
- 表彰式:2026年10月27日(火)、東京會舘(東京都千代田区)にて開催予定
【JIMTOF2026 展示情報】
- 会期:2026年10月26日(月)~31日(土)
- 開場時間:10:00~17:00(最終日は16:00まで)
- 会場:東京ビッグサイト
- 展示場所:DMG森精機ブース内
- 公式サイト:https://www.jimtof.org/
※入場には登録が必要です。

同社では生成AIで制作した公式キャラクター・AIアンバサダー「Nina(ニーナ)」が、公式ウェブサイトやSNS(https://www.instagram.com/pertechtual/)を通じて技術や事業の魅力を発信しています。
- 会社名:ニッシン・パーテクチュアル株式会社
- 所在地:埼玉県春日部市南栄町12-20
- 代表者:代表取締役 中村 稔
- 設立:1973年2月
- 事業内容:冷間圧造用精密金型の製造、フェムト秒レーザーによる微細加工・表面処理(HNP処理)、生成AI活用支援、搬送ロボットの導入支援
- 公式サイト:https://pertechtual.co.jp/
本記事はニッシン・パーテクチュアル株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



