パンチ工業の自動化事業が東京都のNext Edge Tokyoに採択
精密金型部品やファクトリーオートメーション(FA)機器などを手がけるパンチ工業株式会社は、同社の自動化事業が令和8年度都内産業の活性化に向けた中堅企業の成長促進支援事業「Next Edge Tokyo」の採択事業に選定されたことを明らかにしました。
同社は長期ビジョン「Vision60」においてFA事業の成長を掲げており、これまでの部品単品の製造に加え、機械装置一式の製造や組み立て、販売を拡大する方針です。今回の採択を通じて営業活動の強化や展示会出展による知名度向上、M&Aや業務提携によるシナジー創出を図り、FA事業の一層の強化を進めるとしています。
「Next Edge Tokyo」は、都内経済の成長を牽引し飛躍を目指す中堅企業(従業員2,000人以下で中小企業に該当しない企業)を対象とした東京都の支援事業です。事業の計画策定や体制構築、計画実行を後押しします。
具体的には、事業コーディネーターによるオープンイノベーション(共同研究、CVC活動等)やM&Aを視野に入れた事業計画の策定支援が行われます。さらに、社内体制の構築や実行を推進するため、上限額1億円、補助率1/3以内とする対象経費の支援も提供されます。取り組みの成果については、成果報告会で発信される予定です。
自動化事業の強化による社会課題解決への取り組み
パンチグループは事業の強化を通じ、少子高齢化に伴う労働人口減少などの課題解決を目指しています。自動車・医療・食品分野などの製造現場へ自動化・省力化装置を提案し、搬送や検査などの繰り返し業務を自動化することで現場の作業負荷軽減と効率的な人員配置に寄与する方針です。
また、熟練者の技能や経験に依存する作業の自動化・標準化を進め、担当者の交代や退職に左右されない安定した生産体制の構築を支援します。さらに、ベンチャー・中小企業との資本業務提携や人財採用、拠点強化を通じて雇用機会や事業機会を創出し、都内産業の生産性向上や活性化に貢献していくとしています。
装置一式の展開と今後のスケジュール
1975年創業の金型部品メーカーである同社は、2022年10月に自動化装置などの設計を行う株式会社ASCe(北海道)をグループ会社化し、装置一式の販売強化を進めてきました。食品業界向けには、針を使わず水圧で調味液を注入する「ニードルレスインジェクター」などの製作事例があります。
中期経営計画「バリュークリエーション28」ではFA事業を第2の収益柱とすべく育成を進めており、今後は事業コーディネーターや外部支援機関と連携して支援内容の調整と事業計画の策定を行います。計画は2027年4月頃から実行し、見直し等を含め約2年間をかけて取り組みを進める方針です。
- 社名:パンチ工業株式会社
- 代表:代表取締役/社長執行役員 森久保 哲司
- 所在地:東京都品川区南大井6丁目22番7号 大森ベルポートE館5階
- 上場:東京証券取引所 スタンダード市場(6165)
- 創業:1975年
- 売上高:421億円(連結・2026年3月期)
- 従業員:3,480名(連結・2026年3月末)
- URL:https://www.punch.co.jp/
- 事業内容:金型部品、自動化装置及びその周辺部品、特注機械部品等の製造・販売
本記事はパンチ工業株式会社の発表をもとに作成されています。
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