ルレ・エ・シャトー、加盟施設のサステナビリティ活動を可視化・推進するデジタルツール「MyImpact」(マイインパクト)を始動
ルレ・エ・シャトーが脱炭素ツールMyImpactを立ち上げ加盟39%が算定完了
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世界的なホテル・レストラン協会「ルレ・エ・シャトー」は10月12日、加盟施設による持続可能な開発への転換を支援するデジタルツール「MyImpact」を立ち上げたと発表しました。このプラットフォームは、展開する65カ国の加盟経営者が環境へのインパクトを測定し、現地の状況に応じた取り組みを実施できるようにするものです。初年度において、加盟メンバーの39%がカーボンフットプリントの算定を完了しました。
地域の事情に応じた脱炭素化を支援
長期的な運営管理ツールとして構想されたMyImpactは、ルレ・エ・シャトーの持続可能な開発戦略の中核を担っています。ホスピタリティ業界はパリ協定やグラスゴー宣言の枠組みに基づき、2040年までに温室効果ガス排出量を半減させることが求められています。
これに対し、協会では2027年以降、加盟施設が実施したカーボンフットプリント調査の結果をもとに脱炭素化に向けたロードマップを策定し、地域的特性に合わせた目標を提案していく予定です。
持続可能な開発の専門家や科学者と共同で開発されたMyImpactは、フランスのADEMEメソッドとGHGプロトコルを基礎としています。加盟メンバーは排出量への影響をリアルタイムで評価したり、推奨されるアクションによる削減ポテンシャルの試算結果を比較したりできます。また、個別のアクションプランのほか、多言語対応のエキスパートによるサポートやネットワーク内での情報共有の場も提供されます。
ルレ・エ・シャトー会長のロラン・ガルディニエ氏は、ツールの強みについて「ルレ・エ・シャトーの加盟メンバー共通の目標と、各地域に固有の環境的、文化的、社会的な現実を組み合わせる能力にあります」とコメントしています。
評価基準に持続可能な開発スコアを導入
ルレ・エ・シャトーでは2年ごとに、500余りに及ぶ評価基準に基づき施設を評価しています。2025年からは持続可能な開発に特化したスコアが評価基準の3本目の柱となり、環境啓発活動や地域的資源の活用、責任ある資源管理などの取り組みが評価されます。2027年以降は、MyImpactを通じて収集されたデータも運営上の取り組みとしてスコアに反映される計画です。
また、プラットフォームには今後新たな機能が順次追加される予定です。将来的には、地元食材の使用や生物多様性に配慮した施設整備、労働環境や職場のクオリティー・オブ・ライフに関連する社会的な課題などについてもパフォーマンスの測定や改善が可能になるとしています。
日本・韓国支部支部長を務める株式会社明神館の代表取締役社長である齊藤 忠政氏は、扉温泉明神館での取り組みに触れ、エネルギー消費量やCO₂排出量を数値で可視化できることの意義や、客観的データを示すことが信頼につながっている実感を述べています。
- 設立:1954年(フランスで誕生)
- 規模:世界65か国、580軒の独立系ホテル&レストランが加盟
- 公式サイト:relaischateaux.com
本記事はルレ・エ・シャトーの発表をもとに作成しました。
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