アスメック、6軸ロボットアームreBot Arm B601-RSを取り扱い
アスメック株式会社は、中国・深センに本社を置くSeeed Studio社が開発した6軸ロボットアーム『reBot Arm B601-RS』を取り扱っている。同製品は、Seeed Studio社が進めるオープンソースのロボットアームプロジェクト「reBot-DevArm」の一環として開発された。アーム本体にグリッパー(一軸)を備えた「6+1軸」構成で、関節駆動にはRobStride Dynamics製の準ダイレクトドライブ(QDD)アクチュエータを採用している。
完全公開のオープンソース設計と高トルクアクチュエータ
『reBot Arm B601-RS』は、構造部品の3Dデータ(STEP)、部品表(BOM)、制御用ソフトウェア、アルゴリズムまでが公開されており、ライセンスはMITとなっている。仕組みを理解したうえで改造や拡張を行えるため、教育・研究用途だけでなく、独自のロボット開発のベースとしても活用できる構成だ。

モーター部には、高トルク、低騒音、安定した出力を特長とするRobStride製アクチュエータを採用している。J1〜J3にRS06を3基、J4〜J7(グリッパーを含む)にRS00を4基の合計7基を搭載しており、滑らかで再現性の高い動作を可能にしている。
精度と実用的な可搬重量、主要な開発環境への対応
繰り返し位置精度は±0.1mm、定格可搬重量は2.5kg(最大5kg)となっている。精密な組み立て、検査、ピック&プレース、ラボ内のサンプル移送など、研究・実験用途を超えた実用的な試験にも対応する。

ソフトウェア面では、Hugging Face「LeRobot」やNVIDIA「Isaac Sim」などのロボット学習フレームワークと連携できる。遠隔操作によるデータ収集、AIモデルの学習、実機への展開まで、一連の流れを1台で試すことが可能となっている。加えて、ROS 1/ROS 2、Python、運動学ライブラリのPinocchioにも対応している。
Webブラウザでのシミュレーション体験と多彩な用途
Webブラウザ上ではB601-RSのデジタルツイン(MuJoCoシミュレーション)が公開されている。実機を購入する前に、関節やTCPの操作、手首カメラの映像、積み付け動作のデモなどを体験可能で、導入前の検証や授業、研修での活用が見込まれている。
用途としては、大学や研究機関におけるフィジカルAI、強化学習、模倣学習の研究用実機のほか、ロボット工学や制御工学、機械設計の教材を想定している。さらに、企業におけるAIピッキングや組み立て動作の検証、ロボットシステムの試作、組み立てや検査などの精密作業の自動化検証、液体の分注や検体移送といったラボオートメーション、公開設計をもとにした専用アームやモバイルマニピュレータの開発ベースとしても挙げられている。
- 会社名:アスメック株式会社
- 所在地:〒225-0015 横浜市青葉区荏田北3-1-2向山ビル3F
- 事業内容:電子部品及び光学製品の輸入販売/車載関連製品の開発支援サポート/防犯カメラおよび録画機器の販売・設置
- 公式サイト:https://www.asmec.co.jp/
本記事はアスメック株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



