Dellows News

JA三井リースグループ、電池開発支援のBeffに出資

JA三井リース株式会社のグループ会社であるJA三井ストラテジックパートナーズ株式会社は、Spiral Innovation Partnersと共同運営するCVCファンド「JM Strategic Innovation Fund」を通じて、Beff株式会社へ出資した。Beff株式会社は、電池開発・製造プロセスの高度化に向けたプラットフォームを提供するスタートアップ企業である。今回の出資は、スペクトロニクス株式会社への出資に続く同ファンドの第二号案件となる。

電池開発から量産までを支援するBeffの事業

電池産業では技術の多角化や用途の多様化・多品種化に加え、経済安全保障の観点からサプライチェーンの多国分散が進む中、需要地に近い地域で多様な電池を効率的に生産する体制の構築が求められている。一方で、電池の開発や製造には高度な専門知識が必要とされ、量産立ち上げに時間を要することや製造ノウハウの属人化などが課題となっている。

Beff株式会社は、創業者による電池分野での実務経験とAI・デジタル技術を組み合わせ、電池の開発から量産までを支援している。開発データを統合・解析するソフトウェアと次世代電池の共同開発サービスを組み合わせた独自のプラットフォームを展開し、属人化した製造ノウハウのデジタル化を推進している。これにより、開発の効率化や円滑な量産立ち上げ、歩留まりの改善などを包括的に支援している。

出資の背景とCVCファンドの取り組み

JA三井リース株式会社(代表取締役 社長執行役員:松本恭幸、本社:東京都中央区)とJA三井ストラテジックパートナーズ株式会社(代表取締役社長:滝田尚吾、本社:東京都中央区)からなるJA三井リースグループは、経営基盤強化5カ年計画「Sustainable Evolution」において「新技術・サービスの創出」を重点・基盤領域と位置付けている。その方針のもと、ベンチャー投資やパートナーとの共創を推進している。

この取り組みの一環として、同グループは2026年7月にSpiral Innovation Partnersと共同でCVCファンドを設立し、同年9月に運用を開始した。本出資を通じて、Beff株式会社が取り組む電池開発・製造プロセスを高度化する新たなインフラ構築を支援し、同社のさらなる成長を後押ししていくとしている。

電池関連産業での連携と今後の展望

EV電池や蓄電池、次世代電池開発を含む電池関連産業は、JA三井リースグループが経営基盤強化5カ年計画「Sustainable Evolution」で掲げる成長領域と親和性が高いと位置付けられている。同グループは関連産業との接点構築や業界知見の獲得を図ることで、将来的な事業機会の創出につなげていく方針を示している。

今後は金融の枠組みを超えたパートナーシップを通じ、成長産業を支える技術や企業への支援に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

Beff株式会社の会社概要

  • 社名:Beff株式会社
  • 所在地:東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階 0 club
  • 設立日:2023年7月
  • 代表者:代表取締役 Co-CEO 長野幸大、天貝俊介
  • 事業内容:AI・デジタル技術を活用した電池開発・製造支援プラットフォームの開発、提供/次世代電池の共同開発、試作・評価および量産立ち上げの支援
  • URL:https://www.b-eff.com/ja

本記事はJA三井リース株式会社およびJA三井ストラテジックパートナーズ株式会社の発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間