株式会社droptipは2025年1月15日、大規模改修を経て進化した新しいマップメディアプラットフォーム「droptip」をリリースした。

droptipは、場所を基点とした情報発信と共有を可能にし、視覚的で直感的な体験を提供する新しい情報プラットフォームだ。必要な時に必要な情報をマップ上に可視化でき、日常から非常時まで幅広く活用できるよう設計されている。

2022年末の初リリース以来、1年半以上にわたる実証実験では、美容院の売上170％増加やイベントブース来客数の倍増など、多くの成果が得られた一方で、情報の探しにくさやパーソナライズ性の不足、収益化の可能性追求など、課題も明らかになった。そこで2024年8月から全面改修を開始し、「マップメディアプラットフォーム」という新しい形へと進化させた。

droptipの活用シーンは多岐にわたる。個人やインフルエンサーは、旅行記や日常の「mLog（マップ版ブログ）」を通じて、フォロワーと共感を広げることができる。また、友達や仲間とグループで共有するマップを作成し、旅行やイベントの計画に役立てることも可能だ。

企業は、店舗情報の一元化や来店促進キャンペーンの実施、営業活動の効率化などに活用できる。自治体は、観光情報の発信や災害対策の情報共有に役立てることができる。組合・団体は、会員情報の一元管理やイベント・活動情報の発信に利用可能だ。スポーツチームやタレント、アイドルは、試合やライブなどの活動状況をプロットし、ファンとのエンゲージメントを高めることができる。

今後、droptipは観光分野の強化や自治体との連携による災害情報共有プラットフォームの構築、企業向けプロモーションツールの充実、個人ユーザー向け新機能の追加などに注力し、さらなる発展を目指す。