OptQC、タイ副首相らと面会 光量子コンピュータ視察で産業発展に向け意見交換
光量子コンピュータの研究開発を手掛けるOptQC株式会社は、2026年10月5日に京都でタイ王国のヨッチャナン・ウォンサワット副首相兼高等教育・科学・研究・イノベーション大臣と面会しました。あわせて来日した同国政府関係者が10月6日にOptQC本社を、10月8日には国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)で稼働する同社製1号機「MoQuren」を視察しました。これらを通じて、タイの量子産業発展に向けた人材育成や研究開発基盤の整備、光量子コンピュータの利活用について意見が交わされました。
京都でのタイ副首相との面会
10月5日、京都においてヨッチャナン・ウォンサワット副首相兼高等教育・科学・研究・イノベーション大臣との面会が行われました。タイ側からは副首相のほか、高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)のスパチャイ事務次官をはじめ、国家高等教育・科学・研究・イノベーション政策評議会事務局(NXPO)、タイ フロンティア・ブレインパワーおよび未来産業のためのプログラム管理ユニット(PMU-B)、国家科学技術開発庁(NSTDA)、タイ科学技術研究所(TISTR)の幹部が出席しました。
OptQCからは代表取締役CEOの高瀬 寛、取締役CTOのワリット・アサバナント、取締役COOの岩田 訓明が出席し、事業や取り組みを紹介したうえで、タイの量子産業発展に向けた将来の協力の可能性について話し合いました。タイ政府は近年、「量子」「半導体」「宇宙」を将来の重点科学技術分野に位置付けており、OptQCの取締役CTOであるワリット・アサバナントはタイ政府の量子経済政策委員会の委員を務めています。

本社での研究開発拠点案内と遠隔デモ
10月6日には、MHESIのスパチャイ事務次官をはじめPMU-B、NSTDA、TISTRの関係者15名が、東京都豊島区にあるOptQC本社を視察しました。
高瀬代表取締役CEOとスパチャイ事務次官によるあいさつの後、光学実験室、恒温室、電気系の実験室といった研究開発拠点が案内され、各研究ユニットのメンバーが状況を説明しました。さらに、産総研の量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)で稼働している光量子コンピュータ「MoQuren」に遠隔接続したデモンストレーションも実施されました。その後の討議では、タイにおける人材育成や研究開発基盤の整備、量子コンピュータの利活用促進などが議論されました。

産総研G-QuATで光量子コンピュータ「MoQuren」を視察
10月8日には、PMU-Bのニラワット所長らが茨城県つくば市の産総研つくばセンターにあるG-QuATを訪問しました。産総研の施設案内の一環として、同施設に設置されたOptQC製マシンの1号機「MoQuren」を視察し、OptQCのワリット取締役CTOと岩田取締役COOが説明を担当しました。
この視察では、タイ国内における量子コンピューティング環境の整備と、将来的な光量子コンピュータ導入の可能性について意見が交わされました。
OptQCの高瀬代表取締役CEOは、自社の技術と研究者のネットワークを生かし、タイの量子エコシステムづくりに長く関わっていきたいとの考えを示しています。同社は今後もタイ政府や関係機関との対話を続け、タイにおける量子エコシステムの形成と量子産業の創出に貢献していく方針です。
OptQC株式会社について
OptQC株式会社は、光量子技術を用いた次世代計算基盤の提供を目指すスタートアップです。
- 会社名: OptQC株式会社
- 所在地: 〒171-0021 東京都豊島区西池袋3-28-13 IT tower TOKYO 15階
- 代表者: 代表取締役CEO 高瀬 寛
- 設立: 2024年9月2日
- 事業内容: 光量子コンピュータの研究・開発・提供
- URL: https://www.optqc.com/
本記事はOptQC株式会社の発表をもとに作成されています。
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