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プルーフポイント、Varonisを約63億ドルで買収へ

サイバーセキュリティを手がけるProofpoint, Inc.(プルーフポイント)と、データおよびAIセキュリティを提供するVaronis Systems, Inc.(Varonis)は2026年10月15日、プルーフポイントがVaronisを買収する最終契約を締結したと発表した。取引は全額現金で実施され、評価額は約63億ドルとなる。買収完了後、Varonisの株式は非公開化される予定となっている。

買収の概要と取引条件

契約条件に基づき、Varonisの株主には1株あたり49.75ドルの現金が支払われる。この買収価格は、売却の可能性に関する最初の噂が出る前の最後の通常取引日である2026年6月22日の終値32.71ドルに対して52%のプレミアムとなる。また、追加報道が出る前の最後の取引日である2026年9月1日の終値42.35ドルに対しては17%のプレミアムとなる。

本取引における評価額は、直近12か月(LTM)のフリーキャッシュフローの約53倍、LTM売上高の8.4倍に相当する。取引倍率は、2026年6月30日時点の企業価値をLTM売上高で割った値、および時価総額をLTMフリーキャッシュフローで割った値として算出されている。

統合プラットフォームの提供と狙い

統合後の企業は、世界で16,000社を超える企業と数百万の組織にサービスを提供する体制となる。両社は共同で、機密データの発見と保護、人やAIがアクセスできる対象の制御、情報漏えいの阻止を支援し、組織が安心してAIを導入できる統合プラットフォームの提供をめざすとしている。

VaronisのCEO, Co-Founder and Chairman of the Board of DirectorsであるYaki Faitelsonは、プルーフポイントと連携することでAIとそれを支えるデータを守る使命をより速く達成できると述べている。また、プルーフポイントのCEOであるSumit Dhawanは、今回の買収について、同社がAIの未来に向けて構築されたサイバーセキュリティプラットフォーム企業へと進化するための決定的な一歩であるとしている。

今後の手続きと非公開化

本取引はVaronisの取締役会において全会一致で承認されており、2027年上半期に完了する見込みとなっている。取引の完了には、Varonis株主の承認や規制当局の承認など、通常の完了条件を満たす必要がある。

プルーフポイントの親会社であるThoma Bravoは買収資金としてコミット済みのエクイティ・ファイナンスを提供し、デット・ファイナンスのコミットメントも確保している。さらに、Ontario Teachers’ Pension Planも本取引に関連してプルーフポイントへの投資に合意した。取引が完了するまで両社は別々の独立した企業として事業を継続し、完了後はNasdaqにおけるVaronisの普通株式の取引が終了して非公開企業となる。

決算発表とアドバイザー

Varonisは、米国の金融市場の取引終了後となる11月3日に2026年第3四半期の決算を発表する予定である。決算ニュースリリースは同社Webサイトの投資家向け情報(Investor Relations)セクションで公開されるが、今回の取引を受けて決算説明の電話会議は開催されない。

本取引における各社のアドバイザーは次の通りである。

  • Varonis側フィナンシャルアドバイザー:Goldman Sachs & Co. LLC(独占的)
  • Varonis側法律顧問:Paul Hastings LLP
  • プルーフポイント側フィナンシャルアドバイザー:BofA Securities, Inc.、Morgan Stanley & Co. LLC、J.P. Morgan Securities LLC、UBS Securities LLC、Mizuho Securities USA LLC
  • プルーフポイント側法律顧問:Kirkland & Ellis LLP

本記事はVaronis Systems, Inc.およびProofpoint, Inc.の発表をもとに作成。

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