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現場の紙を kintone へ、iPhoneをかざしてワンタップ 「現場スキャン for kintone」提供開始

クラフテクス、紙帳票を端末からkintoneへ登録する新ソリューションを10月提供へ

CATEGORY: テクノロジー

東京都新宿区に本社を置くクラフテクス株式会社は、現場で手書きした紙の帳票をiPhoneやiPadからkintoneへ登録できるソリューション「現場スキャン for kintone」を、2026年10月19日より提供開始します。

本ソリューションは、新たに公開された無料のiOSアプリ「DataSyncer® スキャン to メール」と、サイボウズ株式会社のkintoneに対応したデータ連携サービス「DataSyncer® for kintone(データシンカー®)」を組み合わせたものです。現場担当者がアプリを起動して書類にかざして送信するだけで、届いたメールをもとにkintoneへレコードが作成され、添付されたPDFの内容をAI-OCRが読み取って自動入力します。

開発の背景と現場の課題

工場、倉庫、店舗、出先などの現場では、記入の速さや手袋を着けたまま扱える利便性、顧客のサインや受領印が必要といった理由から、点検表や作業完了報告書、納品書がいまも紙に手書きで運用されています。

しかし、紙の書類は担当者が事務所へ持ち帰るまで内容を確認できず、点検結果や作業の進捗把握が遅れる課題がありました。また、事務所に届いた書類は事務担当者がkintoneへ1枚ずつ手作業で転記しており、月末や翌朝に入力作業が集中する負担が生じていました。スマートフォンでkintoneを直接操作させる方法もありますが、現場でのログインや入力操作の手間が伴うため、紙に書いた帳票をその場でデータ化するアプローチとして今回の仕組みが考案されました。

本ソリューションの利用にあたり、現場の担当者はアプリで宛先を選択し、iPhoneやiPadを書類にかざして送信をタップします。アプリが書類を自動認識してピント合わせや撮影、傾き補正を行い、PDFを作成して宛先や件名が設定されたメール作成画面を自動で立ち上げます。現場でのファイル保存や添付操作、アカウント登録・ログインは不要です。

送信されたメールは「DataSyncer® メール to kintone」が受信し、kintoneの業務アプリにレコードを作成して帳票PDFを添付します。さらに「DataSyncer® AI-OCR to kintone」がPDFを読み取り、日付、担当者、数量、チェック欄などの内容をkintoneの各フィールドへ自動入力します。帳票テンプレートの事前定義は不要で、kintoneアプリのフィールド構成をもとに読み取りが行われます。

現場運用に配慮した機能とセキュリティ

本機能では使い慣れた既存の帳票書式をそのまま使用可能で、明細はkintoneのサブテーブルへ行単位で登録されます。現場にはPCや複合機、専用スキャナーを配置する必要がなく、iOS端末のみで運用できます。また、アプリ側で送り先のkintoneアプリごとに宛先を分けることができ、宛先のラベル名がメール件名となってkintoneのフィールドに登録されるため、事務所側での仕分けも容易です。メール本文には端末名や撮影日時、設定に応じた位置情報(緯度・経度)も自動で記録されます。

セキュリティ面では、書類の撮影とPDF作成を端末内で行い、iOS標準のメール機能で送信するためクラフテクスのサーバーを経由しません。AI基盤にはサイボウズ社の「kintone AI」と同じくAmazon Bedrockを採用しており、読み取った帳票データをAIモデルの学習・トレーニングに使用しない仕様となっています。

提供プランとイベント出展

iOSアプリ「DataSyncer スキャン to メール」はApp Storeで無料配信されています。kintone側の受け取りとAI-OCR機能はデータシンカーのライセンス契約が必要で、料金は以下の通りです(いずれも税抜)。

  • DataSyncer スキャン to メール:無料
  • DataSyncer メール to kintone:年間利用料120,000円
  • DataSyncer AI-OCR to kintone:年間利用料120,000円(年間5,000ページ、翌年繰越型)

15日間の無料トライアルも用意されています。なお、クラフテクス株式会社は2026年11月12日・13日に幕張メッセで開催される「Cybozu Days Japan 2026」に出展し、実機によるデモ展示を行う予定です。

  • 会社名:クラフテクス株式会社(Craftex Inc.)
  • 所在地:東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6階
  • 代表取締役:山中 駿平
  • 事業内容:kintone連携サービスの企画・開発・販売
  • 主要サービス:DataSyncer® for kintone(データシンカー®)、NEKOTA for kintone

本記事はクラフテクス株式会社の発表をもとに作成されています。

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