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川越市立美術館特別展「生誕150年 杉浦非水と『非水百花譜』」

川越市立美術館で杉浦非水生誕150年記念の特別展が2026年10月より開催へ

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埼玉県川越市にある川越市立美術館は、日本のグラフィックデザインの礎を築いた図案家・杉浦非水(1876-1965)の生誕150年を記念した特別展を開催します。会期は2026年10月17日(土)から12月13日(日)までとなります。展示では、非水の代表作である木版植物図譜『非水百花譜』に光を当て、散逸していた原画などを集約して紹介します。

代表作『非水百花譜』と調査の進展

『非水百花譜』は、大正9年~11年(1920-22)に春陽堂から600部限定で発行された、非水の描く植物写生図を木版画にした100図セットの画集です。1図ごとに解説・灯影式写生図(シルエット図)が付属しており、図案になる前の写生を集成した点が大きな特徴とされています。

川越市立美術館では、令和5年(2023)の特別展において、戦時中に川越へ疎開させていた資料群(「非水疎開資料」)から発見された同作の原画71点を初公開しました。その後の継続的な調査により、現在は他機関の所蔵品を含めて同花譜に関連する原画が112図にのぼることが判明しており、本展ではこれらの原画を可能な限り集約します。

原画と版画の比較や未版刻資料を展示

展示では、各地より集められた精緻な原画と完成した木版画を対比して並べるほか、百花譜に採用されなかった未版刻の原画や、最新の調査で明らかになった新出資料を公開します。

また、『非水百花譜』を構成する「灯影式写生図(シルエット図)」にも着目し、シルエットという手法が図案で果たした装飾的・象徴的な役割を検証します。あわせて、川越で守り伝えられてきた「非水疎開資料」から代表作を厳選し、デザイナー・芸術家としての歩みも紹介されます。

講演会やワークショップなどの関連事業

会期中には、宇都宮美術館学芸課係長の前村文博氏による講演会「杉浦非水のデザイン」や、学芸員によるピンポイント小話・展示解説が予定されています。

そのほか、開幕初日には「非水図案の缶バッジを作ろう」、無料観覧日には「自分の絵を千代紙にしよう」といったワークショップなどの体験型プログラムも実施されます。

開催概要

  • 会期:2026年10月17日(土)~12月13日(日)
  • 開館時間:午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
  • 会場:川越市立美術館(埼玉県川越市郭町2丁目30-1)
  • 休館日:月曜日(ただし11月23日は開館)、11月24日(火)
  • 観覧料:一般700円(560円) 大高生350円(280円) 中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の持参者および介護者1名は無料。着物での来館者は団体料金を適用。11月14日(埼玉県民の日)、12月1日(川越市民の日)、12月6日(12月第1日曜日)は無料観覧日
  • 主催:川越市(川越市立美術館)
  • 助成:芸術文化振興基金

本記事は川越市(川越市立美術館)の発表をもとに作成しました。

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