クラシル調査で9月の鍋つゆ購入シェアが約3.3倍に急増 塩系が約2.1倍に伸長
クラシル株式会社が運営する節約アプリ「レシチャレ」は、2026年7月1日~9月30日に投稿されたレシートデータをもとに「鍋つゆ」の購入実態を調査し、結果を発表しました。真夏からの需要増に伴い、2026年9月の鍋つゆ購入シェアは前月比約3.3倍へと急増しました。味別では和風だし系が最多となったほか、塩系が前年同時期比約2.1倍と全分類の中で最も大きい伸び幅を記録しています。
9月の鍋つゆ購入シェアが急増 検索数も前月比約2.0倍に拡大

2026年9月は東日本太平洋側を中心に大雨や日照不足が続き、気象庁によると月降水量は平年比236%で1946年の統計開始以降9月として1位、日照時間は平年比46%で同1位となりました。自宅で過ごす巣ごもり時間が増えたことなどにより、早い時期から鍋への関心が高まりました。


全レシートに占める鍋つゆ購入率は、7月の0.0337%から8月は0.0340%(前月比+0.9%)とほぼ横ばいでしたが、9月には0.1135%(前月比+233.8%、約3.3倍)に急増しました。全レシートに占める鍋つゆ購入シェアの前年同月比も、7月は12.0%増、8月は19.7%増、9月は76.9%増(前年の約1.8倍)と月を追うごとに拡大しています。

レシピ動画サービス「クラシル」における「鍋」関連ワードの検索動向(回鍋肉や圧力鍋など鍋料理と無関係な検索語は除外)でも、7月から8月にかけての検索数増加は約1割にとどまったものの、9月の検索数は前月比約2.0倍となる59,656件にのぼりました。検索ユーザー数も8月の21,272人から9月は41,720人へと約2.0倍に拡大しています。

味わい別では和風だし系が最多 塩系が前年同月比約2.1倍に伸長
鍋つゆの購入割合を6つの味分類で比較したところ、7月(27.5%)と8月(27.2%)は「ピリ辛・キムチ系」が最多でした。9月時点では「和風だし系」が23.4%となり、「ピリ辛・キムチ系」(22.6%)を上回りました。


顕著な伸びを示したのは「塩系」で、割合は7月の3.6%、8月の4.4%から、9月には8.4%へと拡大しました。前年同月の4.0%から4.4ポイント増加し、約2.1倍となっています。全6分類の中で前年同時期からシェアを大きく伸ばしたのは塩系のみでした。
「クラシル」でフードプランナーを務める管理栄養士の加賀谷 希氏は、塩系が伸びた背景について、素材の旨みを活かしやすく味変もしやすい汎用性の高さや食べ飽きにくさに加え、各調味料メーカーからの新商品登場も人気を後押ししたとの見解を示しています。
具材は定番の組み合わせが定着 時短需要の広がりは限定的
鍋つゆ購入レシートにおける食材カテゴリーの併買率(2026年7月〜9月平均)は、野菜が56.9%、肉が30.7%、魚介が25.9%、豆腐・白滝が19.7%、練り物が7.9%でした。豆腐・白滝以外は前年を上回ったものの差は1.2ポイント以内に収まっており、味の系統による併買内容の違いも統計的に確認されず、定番の組み合わせが維持されています。
手軽さを求める傾向を分析するため「カット野菜・鍋用野菜セット」の併買率を調査したところ、3ヶ月合計で「定番系」が1.12%、「刺激・洋風系」が1.15%でした。前年同期(定番系1.06%、刺激・洋風系0.88%)からの増加は0.06〜0.27ポイントにとどまり、素材から揃える調理スタイルが主流となっています。
調査および発表元の概要
本調査の概要およびクラシル株式会社の概要は以下の通りです。
- 調査名:2026年「鍋つゆ」購買データ調査
- 調査期間:2026年7月1日~9月30日(比較期間:2025年7月1日〜9月30日、集計時点:2026年10月1日)
- 分析対象:レシチャレアプリで取得したレシートデータのうち、対象の鍋つゆ商品を含むレシート(全業態横断・コンビニ含む)
- 対象件数:対象期間合計33,940件(7月6,441件/8月6,465件/9月21,034件)、比較期間合計17,826件(7月4,433件/8月4,165件/9月9,228件)
- 社名:クラシル株式会社(英文:Kurashiru, Inc.)
- 代表取締役社長:堀江 裕介
- 設立:2014年4月
- 所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 23階
- URL:https://kurashiru.co.jp/
本記事はクラシル株式会社の発表をもとに作成しています。
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