トロナジャパン、定番の冷凍エビフライ商品にBAP認証の表示を導入
水産物の国際認証であるBAP(Best Aquaculture Practices)認証を運営するグローバルシーフードアライアンス(GSA)は、株式会社トロナジャパンが定番冷凍食品のエビフライ商品にBAP認証の表示を導入したと発表した。今回導入されたのは加工工場を対象とするBAP認証1つ星で、責任ある基準に基づいて加工された水産物としての付加価値を消費者へ提供する。日常の食卓やお弁当で親しまれている身近な商品を通じて、責任ある水産物の普及拡大を図る。
BAP認証1つ星導入の背景
BAP認証1つ星は、BAP認証の4つの柱である「食品安全」「環境への責任」「社会への責任」「動物の健康と福祉」に加え、トレーサビリティに関する基準を満たした加工工場を対象とする認証制度である。
食品業界では責任ある調達への関心が高まっており、水産分野においても環境や社会に配慮した持続可能なサプライチェーン構築の重要性が増している。日本国内で日常的に購入される定番のエビフライ商品へ認証表示が導入されたことで、消費者が普段の買い物を通じて責任ある水産物を選択できる機会が広がる契機になるとみられる。
関係者のコメント
株式会社トロナジャパンは、水産資源や食文化を守るため持続可能な方法で責任を持って養殖水産物を増やすことの重要性を指摘し、商品への認証表示を通じて顧客との信頼関係をより強固にし、今後も環境負荷の少ない養殖水産物の使用や加工工場との取り組みを進めていく方針を示している。
また、GSAは全国の消費者に親しまれている製品へのBAPロゴ導入を歓迎するとし、日本市場におけるBAP認証の認知度向上と責任ある水産物の普及に向けた取り組みを評価している。
BAP認証の概要と実績
BAP認証は、養殖水産物の加工工場、養殖場、飼料工場、ふ化場を対象とし、そのすべての段階において食品安全、環境への責任、社会への責任、養殖される魚介類の健康、トレーサビリティに関する基準への適合を認証する包括的な制度である。
元記事によると、2026年7月時点で生産現場における認証実績は以下の通りとなっている。
- 対象国:45カ国
- 対象魚種:65魚種
- 認証取得施設数:3,895施設
- 世界合計数量:316万5453トン
認証基準は、以下の4つの柱で構成されている(加工工場基準の例)。
- 食品安全(最終製品に対する微生物検査、残留医薬品の検査、使用する氷・水の検査)
- 環境への責任(水質、排水などの問題に対応)
- 社会への責任(生産者や従業員の人権と安全が守られた労働環境の整備と運営の徹底)
- 養殖される魚介類の健康と福祉(養殖水産物へのストレスを低減する管理手順)
株式会社トロナジャパンの事業内容
株式会社トロナジャパンは、ゼンショーグループの食品メーカーである。
- 主な事業:ピザや惣菜に加え、すき家やココスをはじめとしたグループ外食ブランドの冷凍食品などの企画・開発・販売
- 拠点展開:国内7つの営業拠点
本記事はグローバルシーフードアライアンス(GSA)の発表をもとに作成。
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