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全国大学生協連、読書マラソンにアプリBOOK MARRYを26年10月から導入へ

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)は、学生の読書活動を応援する「読書マラソン」において、2026年10月15日からスマートフォンアプリ「BOOK MARRY(ブックマリー)」の利用を開始します。日本事務器株式会社が提供する同アプリを読書マラソン向けにカスタマイズして導入し、学生が手軽に読書の記録や感想の共有を行える環境を整備します。まずは早期に利用学生1万人を目指し、大学生協の店舗や学生組織と連携しながら活動を広げていく方針です。

「BOOK MARRY」の導入により、ISBNをカメラで読み取って簡単に書籍を検索できるほか、読んだ本の感想の投稿や共有が可能になります。他の学生のレビューから新しい本を発見したり、レビュー内容や利用シーンから本を検索したりできる機能が備わります。さらに、感想を公開せずに自分だけの読書メモとして保存することも可能です。

全国大学生協連は、アプリの活用を通じて大学や地域を越えて学生同士が本の感想を共有し、新たな読書体験につながる環境づくりを進めるとしています。

紙のカードからWEB、そしてアプリへ発展した読書マラソン

大学生協の読書マラソンは「4年間で100冊本を読む」ことを呼び掛け、学生が本を読んで感想やおすすめコメントを投稿する読書推進活動です。2003年に中京大生協と法政大生協でスタートし、全国の大学生協書籍部へ広がりました。当初は紙のコメントカードに記入して店舗に持参し、店内でPOPとして活用する方式が主流でしたが、コロナ禍でキャンパスへの入構が制限されたことを機にWEB投稿型の仕組みが始まりました。

現在でも紙のカード方式を継続している大学生協が複数ある一方、WEB読書マラソンには9月末日現在で3,391人の学生がエントリーし、137大学から11,902件の読書コメントが投稿されています。活動では50冊や100冊の到達節目ごとのプレゼント進呈や、毎月の「ナイスコメント」、さらにそれらを対象とした「全国読書マラソン・コメント大賞」などの表彰も行われています。

学生の読書時間減少に対応し習慣化を後押し

読書推進の背景には、学生の読書時間の減少傾向があります。「第61回学生生活実態調査」によると、読書時間は2022年をピークに低下しており、2025年には有額平均・実額平均ともに大きく縮小しました。1日の読書時間(有額平均)は2022年に平均65分でしたが、2025年には読む人の1日あたりの平均時間が1時間を割り56分となりました。分布でも2024年に最も多かった「60~120分未満」が2025年に減少し、「30~60分未満」が増加するなど、読書時間の短縮がみられます。

読書マラソンのエントリー者は大学1年生が比較的多く、受験勉強などで読書から離れていた学生が読書習慣を取り戻すきっかけとして参加する傾向がうかがえます。大学生協では、読書を一人で楽しむだけでなく感動や発見を分かち合う魅力を通じ、学生が本を読む楽しさを見つけて継続できるよう支援していくとしています。

本記事は全国大学生活協同組合連合会の発表をもとに作成しました。

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