「YEG大賞」鳥取YEGがグランプリ受賞

日本商工会議所青年部(日本YEG)が主催する「YEG大賞」の第18回受賞者が、2024年3月16日に開催された第43回全国大会 加賀能登の國いしかわ小松大会の記念式典で発表された。この賞は、全国417箇所の商工会議所青年部(YEG)が主導する魅力的な事業やプロジェクトを対象に、その活動を広く募集し表彰するものである。

今回の審査基準は、地域の新しい価値や経済的発展と幸せの創出、地域独自の文化や特性の活用、組織としての団結や成長を促す事業であることが求められた。また、特別賞(Challenge Everything賞)として、日本YEGが今年度の重点テーマとして掲げたSDGs・人と自然の持続可能な共生社会推進、DX推進、男女共同参画推進のいずれかを取り入れた、未来社会に貢献する事業も表彰された。

グランプリに輝いたのは、鳥取県・鳥取YEGが開催した「第2回高校生ビジネスプランコンテスト」この事業は、鳥取YEG会員企業と鳥取市内の高校生をマッチングし、企業の悩みや課題を高校生の柔軟な発想力と突破力で解決に導く独自のビジネスプランコンテストだ。

グランプリを受賞した鳥取YEGの井上直樹会長は、「地元を愛してもらい、関わりを持ってもらうきっかけになった」と事業を通じて描く未来への想いを語った。井上会長は、「今後もこの事業を地元愛あふれるよう発展させるために、継続していきたい」と語り、地域の経済的発展と幸せを追求する姿勢を見せた。

日本YEGは、次代の担い手として、地域と日本の経済社会の実現に向けてさまざまな活動に取り組んでいる。その全国規模のネットワークを最大限に活かし、各地のYEGの活力と魅力ある事業・活動やプロジェクトを発掘した「地域のYEGトピックス」を公開している。

地域社会へ価値をもたらすYEG活動の情報源として、会員相互の全国的な交流を促進と情報交換の機会を提供することで、地域活性化に貢献する事業を継続する。日本YEGは、地域の個性や魅力が溢れる新しいまちづくり、日本の心豊かで持続可能な未来社会の実現に向けて、時代や地域の課題解決にチャレンジし、新たな文化的発展に寄与する活動を行っている。