ワークマン、Wonderシリーズ作業服フルライン化で年間310万着販売へ
株式会社ワークマンは、「ワーク強靭化」計画のフラッグシップ製品であるWonderシリーズ作業服から新たに3シリーズを展開すると発表した。これにより戦略製品である同シリーズのフルライン化が完成する。本シリーズの販売は、26年9月からの1年間で310万着を突破するとしている。
加工貿易による製造原価の抑制
Wonderシリーズ作業服の価格設定の背景には、業界初となる加工貿易の導入がある。同社が生地と副資材を東南アジアの縫製工場に無償支給し、工場側には加工賃のみを支払う仕組みをとっている。
工場の生産ラインに対しては長期の稼働保証を行っており、資材調達の遅れによりラインが未稼働となった場合でも同社が加工賃を支払い続ける。高リスクで手間がかかる手法であるものの、資材調達における中間業者を省くことに成功した。30万着/年で量産を行うことで、製造原価は従来品と比べて2〜3割安くなるとしている。
建設技能者の総数を上回る販売計画
今後の販売計画として、通年作業服210万着と冬物作業服35万着の計245万着に加え、27年4月に発表する夏物は65万着を販売する予定だ。これにより、26年9月から27年8月までの1年間におけるWonderシリーズ作業服の販売数は計310万着となる見込みだ。
2024年の総務省の労働力調査における建設業就業者数は477万人であり、このうち現場作業に従事する建設技能者は303万人となっている。同シリーズの年間販売予定数である310万着は、この建設技能者の数を上回る規模となる。同社においてWonderシリーズはトップの作業服シリーズであり、業界シェアもNo.1であるとしている。
店舗網の状況と今後の製品開発
同社では、作業服を扱うWORKMANやWORKMAN Plusなどの既存店967店と、作業服を扱わない一般客向けの新業態であるWorkman Colors店の144店※1を合わせ、合計1111店を展開している。
最近では作業服を扱うWORKMAN Plus店やワークマン店において一般客が増加しているが、一般客専用製品は多くはなく、作業客と一般客の兼用製品が増加している状況だという。同社はWonderシリーズ作業服をはじめとして年間で約50アイテムの作業服新製品を発表しており、今後も「ワーク強靭化」を念頭に有名人とのコラボレーションも含めた開発を進めていく方針だ。
- 会社名:株式会社ワークマン
- 本社:群馬県伊勢崎市
- 代表者:代表取締役社長:大内康二
- ※1作業服を扱わない商業施設建屋内のWORKMAN Plus8店舗を含む
本記事は株式会社ワークマンの発表をもとに作成されています。





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