小林車輌が住宅設計ツールMyHome3Dを公開 3Dプリンター模型に対応
岡山県岡山市に本社を置く株式会社小林車輌は、Webブラウザ上で間取りを描き、その場で立体化して家庭用3Dプリンターでの組み立て模型製作まで行える住宅設計ツール「MyHome3D(マイホーム3D)」を公開した。間取りの作成から立体表示、室内を歩いて見回す機能までは無料で利用できる。同社は、専用ソフトや外注が必要だった従来の3Dパースや建築模型の課題に対し、ブラウザひとつで完結する仕組みを提供する。

MyHome3Dはインストール不要で利用できるWebブラウザ向けツールである。方眼の上に壁やドア、窓、家具、部屋名を配置して間取りを作成でき、尺(910mm)モジュールへの対応や手元のCAD図面(DXF)を下敷きとして取り込む機能を備える。
作成した間取りはその場で3D化され、外壁や屋根、床、建具の色を選択できるほか、敷地や隣家を含めた外観を確認できる。さらに、3Dプリント用のデータを書き出すことで、家庭用3Dプリンターで模型を出力して組み立てることも可能となっている。

目の高さで室内を確認できる内見と採寸の機能
「内見」機能に切り替えると、描いた住宅の中に立ち、床から1,500mmの視点で見回したり部屋の間を移動したりできる。リビングから庭への見通しや廊下の幅、キッチンからの視界など、平面図では把握しにくい見え方を建築前に確認できる設計となっている。
画面上の「採寸」を押して2点を指定すると、その間の距離をミリ単位で計測できる。この内見機能はログインせずに利用可能である。
工務店と施主が共同で確認できる案件共有と利用プラン

工務店の担当者が「案件」を作成して施主を招待することで、同じプランを相互の画面で共有できる機能も備えている。施主は無料アカウントを作成して参加し、担当者が登録した最新の案を3Dや図面、内見で確認できるほか、それを基に自身の案を作成して案件に追加することもできる。
プラン別の機能と利用形態は次の通りとなっている。

- ログインなし:間取り作成、3D表示、内見(下書きは端末のブラウザ内に保持)
- ログイン(無料):下書きのアカウント保存、招待された案件の閲覧および自身の案の登録
- フルプラン:案件作成とメンバー招待、3Dプリント用データ(STL)書き出し、CAD図面(DXF)取り込みに対応。月額9,800円(税込)で5名まで利用可能、14日間の無料試用期間あり
なお、案件のメンバーはログイン不要で開ける閲覧リンクを作成できるが、スマートフォンからのアクセスは3Dや図面の確認および案の切り替えを行う閲覧専用となる。
造形範囲に合わせた部品分割と試作による検証
家庭用3Dプリンターの造形範囲に収まるよう、床や壁、屋根を自動で部品に分割してプレートごとに書き出す機能を備えている。床同士は差し込んで接続し、壁は床の溝に差し込んで自立させる構造で、床部品の裏側には組み立て順を示す番号と矢印が刻まれる。屋根や上階は取り外せるため、完成後も上部から間取りを見渡すことができる。
模型の形状については、同社がBambu Lab X1CおよびABS樹脂を用いて出力と組み立てを行いながら調整を重ねている。幅20cmを超える床がのりを使わないテクスチャPEIプレートでの出力時に反る課題に対しては、裏面に溝を設けて分割することで対応したという。
MyHome3Dのサービス概要および提供元である株式会社小林車輌の概要は以下の通りである。
- サービス名:MyHome3D
- 提供形態:Webブラウザ(インストール不要)
- 価格:間取り作成・3D表示・内見は無料。フルプランは月額9,800円(税込)・5名まで(14日間無料)
- 公式サイト:https://myhome3d.kbsr.co.jp/
- 会社名:株式会社小林車輌
- 所在地:岡山県岡山市東区竹原1516番地1
- 代表者:代表取締役 小林 博之
- 設立:2026年6月1日
- 事業内容:ソフトウェアの開発・提供
- URL:https://kbsr.co.jp/
本記事は株式会社小林車輌の発表をもとに作成されています。
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