河出書房新社、長薗安浩の7年ぶり最新小説まなうら巡礼を2026年10月13日に刊行へ
東京都新宿区に本社を置き小野寺優が代表取締役を務める株式会社河出書房新社は、作家の長薗安浩による7年ぶりの最新小説『まなうら巡礼』を2026年10月13日に刊行する。本作は、くも膜下出血で生死を彷徨う編集者が、亡き父親とともに記憶の地を巡る物語となっている。著者が5年の歳月をかけて紡ぎ出した作品となる。
本作の着想について著者は、2020年夏、コロナ禍で空いた時間に亡き父の顔が浮かび、小説の力を借りて言葉を交わせないかという願いから生まれたと、著者Xアカウント(@nagazono/2026年9月15日投稿)で明かしている。
作中では、還暦を迎えた編集者・浩介が突如くも膜下出血で病院へ運ばれ、病床で生死を彷徨う中で、心を通わせた記憶のない父・正三の姿が現れる。二人は、桶狭間、神田(こうだ)、佐世保、飯塚、ホーチミン、麻布十番、中日球場といった生まれ育った町や終戦を迎えた地、思い出の場所を巡りながら、それぞれの記憶をひも解いて語り合う。
創刊編集長や流行語発案者としても活動する著者
著者の長薗安浩は1960年長崎県生まれ。リクルートで「就職ジャーナル」編集長を務め、94年には「就職氷河期」のネーミングで流行語大賞特別造語賞を受賞した。さらに、2026年11月号を最後に休刊となる「ダ・ヴィンチ」の創刊編集長も務めた経歴を持つ。
99年に「ウェルウィッチアの島」(「文學界」)で小説家としてデビューし、以降は『祝福』や『あたらしい図鑑』などを発表してきた。2013年からは大正大学表現学部特命教授を務めている。
各界の関係者から寄せられた声
本作に対しては、各界から感想が寄せられている。作家のいしいしんじは「ぼくはずっと こんな小説を 読んでみたかった」とコメントした。
また、宗教学者の島薗進、俳優の山﨑努、ジャーナリストの松原耕二らも、父子の関係や作品が描くテーマについての所感を寄せている。

- 書名:まなうら巡礼
- 著者:長薗安浩
- 仕様:46判変形/並製/216ページ
- 発売⽇:2026年10⽉13日
- 定価:2,475円(本体2,250円)
- ISBN:978-4-309-03294-8
- ブックデザイン:鈴木成一デザイン室
- 装画:柳智之
- 書誌URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032948/

本記事は株式会社河出書房新社の発表をもとに作成。
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