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AIマネー大学、デヴィッド・ティース教授の論文読書会を2026年10月に開催へ

東京都練馬区に本社を置くAIマネー大学株式会社は、カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院のデヴィッド・ティース(David J. Teece)教授による論文をテーマとした論文読書会を開催する。同読書会は2026年10月12日にオンラインで開催され、同社のコンサルタント兼学長を務める山中裕が講師を担当する。参加費は無料で、事前登録制となっている。

読書会で取り上げる論文は、1986年に『Research Policy』へ掲載された「Profiting from Technological Innovation: Implications for Integration, Collaboration, Licensing and Public Policy(技術革新から利益を得る――統合・提携・ライセンス供与と公共政策への含意)」である。画期的な技術を生み出した企業が成果から十分な利益を得られず、模倣した後発企業や顧客、周辺の事業者に利益が流れてしまう現象について分析した研究として知られる。

論文では、技術を模倣から守れる度合いを示す「専有可能性の制度(appropriability regime)」、業界標準となる「支配的設計(dominant design)」の成立、製造設備や販売網などの「補完資産(complementary assets)」という三つの要素を用いて、イノベーションの利益が誰に帰着するかを体系的に説明している。特許などの保護が弱い場合、技術そのものよりも補完資産を握る企業に利益が集まる点を示し、企業の統合や協業の意思決定に指針を与えた。

読書会では、発明した企業が利益を得られない理由や特許の保護範囲、補完資産の調達方法に加え、AIや半導体のように技術革新の速い分野における利益の分配や、投資先の評価・事業戦略への活用方法を主な論点として議論が行われる。

著者デヴィッド・ティース氏の経歴

著者のデヴィッド・ティース(David J. Teece)氏は、カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院の大学院教授(Professor of the Graduate School)を務める。ペンシルベニア大学で経済学の博士号を取得後、スタンフォード大学やオックスフォード大学を経て、1982年から同校に所属している。

環境変化に合わせて組織の能力を作り替える「ダイナミック・ケイパビリティ」の理論を提唱したことで知られ、2011年にはHerbert Simon Awardを受賞した。また、Gary Pisano氏、Amy Shuen氏との1997年の共著論文「Dynamic Capabilities and Strategic Management」は『Strategic Management Journal』の2003年Best Paper Prizeを受賞している。2021年にはクラリベイト引用栄誉賞(経済学分野)に選出され、2026年ノーベル経済学賞の候補としても注目されている。

読書会の開催概要

読書会の詳細は以下の通りとなっている。

  • テーマ:『Profiting from Technological Innovation』(著:デヴィッド・ティース(David J. Teece))論文読書会
  • シリーズ:2026年ノーベル経済学賞候補 論文読書会 クラリベイト引用栄誉賞編 第12回
  • 開催日:2026年10月12日(12時開始ノーベル経済学賞発表まで)
  • 開催形式:Zoomオンラインウェビナー開催
  • 講師:山中裕(AIマネー大学株式会社 コンサルタント兼学長)
  • 参加費:無料(事前登録制)
  • 主催:AIマネー大学株式会社
  • 申込方法:aimoneyuniversity@aimu.info 宛てに、件名へ「『Profiting from Technological Innovation』論文読書会参加希望」と明記して申し込む形式となっている。

本記事はAIマネー大学株式会社の発表をもとに作成しています。

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