不二興産と名古屋造形大学、築34年マンションの空室再生プランで最優秀賞を決定
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社不二興産は、名古屋造形大学 空間作法領域インテリアゼミとの産学連携による「空室再生リノベーションプロジェクト」において、最優秀賞および優秀賞を決定しました。同社が保有する築34年の賃貸マンションの空室を題材に、学生がリノベーションプランを立案して実際の施工までつなげる実践型の取り組みです。最終選考には、同社が運営する不動産クラウドファンディング「SOLS(ソルス)」の会員による投票も取り入れられました。
築34年、約38㎡の賃貸マンションを舞台に企画が始動



今回の対象物件となったのは、名古屋市中村区に所在する1992年築、1LDK・全13戸の賃貸マンション「エスポワール杉山第二」です。リノベーション対象となる住戸の専有面積は約38㎡で、不動産クラウドファンディング「SOLS WALLET」に組み入れられている物件の一つでもあります。なお、リノベーション工事費用は不二興産が事業者負担として実施します。

プロジェクトは2025年11月の企画協議からスタートし、名古屋造形大学 空間作法領域インテリアゼミの学生9名が参加しました。2026年4月に現地調査を実施し、室内採寸や写真撮影、建物の構造確認に加え、周辺環境の調査を行いました。同月の中間アドバイス会では、不二興産や施工の専門家から助言を受け、実現可能性を考慮したプランの修正が進められました。
2026年5月18日には名古屋造形大学で一次審査が行われ、発想力や居住性、施工性、費用などの観点から協議した結果、「睡眠が中心の暮らし」「カスタマイズ可能なアパート」「陰影のある暮らし」「距離を編むカーテン」「料理を楽しみ、暮らしを味わう家」の5プランが通過しました。



施工会社との見積相談とSOLS会員による投票を実施
一次審査を通過したプランについては、施工会社に見積もりを依頼した上で見積相談会が開催されました。学生たちは、建材の代替案や既存設備の活用、照明の工法などについて施工会社から具体的な説明を受け、限られた予算内で空間を実現するための見直しを行いました。
2026年8月には最終プレゼンテーションが実施されました。選考にあたっては、不二興産や大学関係者の評価に加え、投資家が不動産再生の過程に関わる接点としてSOLS会員による投票も導入されました。2026年8月7日に会員へ5つのプランが紹介され、住んでみたい部屋といった視点から意見が募られました。
最優秀賞は「睡眠が中心の暮らし」に決定、実際の住戸として施工へ

審査を経て、最優秀賞1組と優秀賞2組が決定しました。


- 最優秀賞:作品名:睡眠が中心の暮らし
日々の生活に欠かせない眠る時間に着目し、心地よく休むための空間づくりを提案したプランです。
- 優秀賞:作品名:つながりと距離を編む住まい
人との距離感に着目し、人とのつながりと自分自身の時間の両方を大切にできる空間を提案しました。
- 優秀賞:作品名:料理を楽しみ、暮らしを味わう家
キッチンを住まいの中心に配置し、料理をすること自体を楽しめる空間を目指した提案です。
最優秀賞に選ばれた「睡眠が中心の暮らし」は実際の施工プランとして採用され、対象物件のリノベーション工事が進められています。完成した住戸の様子や施工過程については、今後同社の公式サイトやSNS等で順次紹介される予定です。不二興産は今後も既存不動産の価値向上に取り組むとともに、教育機関や地域社会との連携を通じて未来の住まいづくりを担う人材の育成に貢献していくとしています。
本記事は株式会社不二興産の発表をもとに作成されました。
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