SFOC、低炭素鋼材のEU法規制リスクを解説するウェビナーを開催へ
Solutions for Our Climate(SFOC)は、日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)後援のもと、低炭素鋼材をめぐる欧州市場の法的リスクを解説するオンラインウェビナーを開催する。マスバランス方式を用いた「グリーンスチール」の環境訴求がEU法下で直面し得る課題について、独立法的分析の内容を踏まえた解説が行われる。鉄鋼メーカーをはじめ、自動車メーカーや投資家などサプライチェーン全体への影響や、国際基準とのギャップが議論される予定だ。
EU市場の規制強化とサプライチェーンへの影響
世界的に低炭素鋼材への需要が高まるなか、日本の鉄鋼メーカーも「グリーンスチール」の販売を加速させている。一方で、その環境価値に関する主張は欧州市場において、今後より厳しい法的・規制上の検証にさらされる可能性がある。
EUでは炭素国境調整措置(CBAM)の導入が進むとともに、環境訴求やグリーンウォッシュへの監視が強化されている。こうした状況を受け、ウェビナーではマスバランス方式を用いた低炭素鋼材の主張がEU法の下でどのようなリスクに直面し得るのかを整理し、日本の鉄鋼メーカーだけでなく自動車メーカーや投資家を含むサプライチェーン全体への影響に焦点を当てる。
登壇者とプログラム構成
当日は、EUにおける最新の規制動向や市場リスク、日本と国際的なグリーンスチール基準との間で広がるギャップについて議論が交わされる。モデレーターはSFOC日本鉄鋼部の本村 夏美が務める。プログラムおよび登壇者は以下の通り。
- 基調講演:ニッコロ・リディ博士(キングス・カレッジ・ロンドン 国際ガバナンス・紛争解決センター(CIGAD)副所長兼国際公法上級講師/本文中ではDr. Niccolò Ridi氏とも表記)
- セッション I:小出 薫 氏(Solutions for Our Climate リーガルフェロー兼Green Rights Law 代表弁護士)
- セッション II:石田 建一 博士(Japan Climate Leaders’ Partnership(JCLP)元 積水ハウス株式会社 常務執行役員/本文中では石田 健一博士とも表記)
開催概要と主催団体について
ウェビナーの実施概要は以下の通り。
- 形式:オンライン(Zoom)
- 通訳:日英同時通訳あり
- 参加登録URL:https://luma.com/e1v3lqjv
主催のSFOC(Solutions for Our Climate)は、世界平均気温の上昇を1.5℃以内に抑えるというパリ協定の目標のもと、温室効果ガスの最も効果的な削減を目指して2016年に韓国で設立された気候変動対策を専門とする非営利団体。「世界的な脱化石燃料と再生可能エネルギーへの移行を加速させる」というミッションを掲げ、気候危機への対応において緊急性の高い課題を継続的に特定し、多様なステークホルダーと連携しながら変化を促す活動を展開している。
本記事はSolutions for Our Climate(SFOC)の発表をもとに作成。
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