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Kanaria TechがCES出展権を獲得 関西のピッチに過去最多75件

大阪商工会議所と関西イノベーションイニシアティブ(KSII)は、2026年10月8日(木)にJAM BASEで大学発スタートアップの事業化と産学連携による成長を後押しする「U-START UP KANSAI 2026」のオープンピッチ(最終審査会)を開催した。国内外から集まった過去最多75件のエントリーから書類審査を通過したファイナリスト10者が登壇し、大学発シーズを核にした事業化提案を競った。審査の結果、Kanaria Tech株式会社がCES 2027出展権などを獲得したほか、複数のスタートアップに副賞が授与された。

Kanaria TechがCES 2027出展権を獲得

最終審査会では、登壇したファイナリストの中から各賞の受賞者が選定された。自律移動ロボットの「移動」を担うロボット基盤モデルKanaria Robotic Modelを提案したKanaria Tech株式会社がグローバル・イノベーターズ賞を受賞し、2027年1月に米国・ラスベガスで開催されるテクノロジー見本市「CES 2027」への出展権およびANA航空券を獲得した。

副賞を受賞した企業とテーマは以下の通り。

  • グローバル・イノベーターズ賞(CES2027出展権/ANA航空券):Kanaria Tech株式会社「自律移動ロボットの「移動」を担うロボット基盤モデルKanaria Robotic Model」
  • ナレッジキャピタル賞(ナレッジサロン・コラボオフィスnx 1年間利用権):SUiCTE株式会社「宇宙用CMOSイメージセンサ(可視〜近赤外 VNIR TDIセンサ/世界初の SWIR ROIC TDIセンサ)」
  • KSII・大阪商工会議所出展サポート賞(国内展示会等 への出展に係る費用(1回分)の補助):エルライ株式会社「ETCC(電子飛跡検出型コンプトンカメラ)の開発製造とETCCで取得したガンマ線データの解析サービス」
  • 京都リサーチパーク賞(ターンキーラボ健都 3ヶ月利用権):株式会社FerroptoCure「世界初フェロトーシス誘導型経口抗がん剤」
  • NEDO賞(NEP応募時の優遇措置/研修受講権):株式会社E-OPTO「超高速・低消費電力 光変調器(ハイブリッド型 EOポリマ/薄膜ガラス)」
  • O-Nexus賞(O-Nexusコワーキングスペース 1年間利用権):RadioNano Therapeutics株式会社「がん放射線治療「ホウ素-中性子捕捉療法(BNCT)」のための新規含ホウ素ナノ粒子製剤の開発」
  • 日本弁理士会 関西会賞(知財を守り、活用するコンサルティングの利用権):株式会社Gel Coat Biomaterials「細胞膜の成分を模倣した東大発の独自人工ポリマー技術「Gel Coat(ゲルコート)」」

過去最多75件のエントリーから10者が登壇

6度目の開催となった今回は全国18都道府県、韓国から過去最多の75件がエントリーした。会場のJAM BASE カンファレンス 7F(大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪北館)およびオンライン配信にて、書類審査を通過した以下のファイナリスト10者がプレゼンテーションを実施した。

  • 株式会社E-OPTO(京都府):超高速・低消費電力 光変調器(ハイブリッド型 EOポリマ/薄膜ガラス)
  • 株式会社イムノセンス(大阪府):金ナノ粒子標識抗体を用いる独自の電気化学免疫測定技術 GLEIAチェック・GLEIAセルフチェック
  • エルライ株式会社(京都府):ETCC(電子飛跡検出型コンプトンカメラ)の開発製造とETCCで取得したガンマ線データの解析サービス
  • Kanaria Tech株式会社(東京都):自律移動ロボットの「移動」を担うロボット基盤モデルKanaria Robotic Model
  • 株式会社Gel Coat Biomaterials(東京都):細胞膜の成分を模倣した東大発の独自人工ポリマー技術「Gel Coat(ゲルコート)」
  • SUiCTE株式会社(静岡県):宇宙用CMOSイメージセンサ(可視〜近赤外 VNIR TDIセンサ/世界初の SWIR ROIC TDIセンサ)
  • 株式会社FerroptoCure(東京都):世界初フェロトーシス誘導型経口抗がん剤
  • POLASTECH株式会社(東京都):POLASTECH Adsorption Heat Pump(AHP)/AQSOA®吸着材を用いた排熱駆動型冷却システム
  • 株式会社ミーバイオ(東京都):バイオ芳香族化合物、光制御型バイオ生産システム mii-Bioprocess
  • RadioNano Therapeutics株式会社(京都府):がん放射線治療「ホウ素-中性子捕捉療法(BNCT)」のための新規含ホウ素ナノ粒子製剤の開発

大企業やVCが来場し共創を促進

オープンピッチ(最終審査会)は、「Global Startup EXPO 2026(GSE)」のサイドイベントとして開催された。GSEを契機に来阪した投資家やベンチャーキャピタルが来場したほか、スタートアップ連携に関心を持つ大阪・関西の大企業で構成する「共創パートナー」17社をはじめ130名以上の企業関係者も参加した。会場ではファイナリストによるプレゼンテーションに加え、共創パートナーからのリバースピッチやネットワーキングが行われ、イベント終了後には名刺交換を行う姿も見られた。

共創パートナーには、伊藤忠商事、エスユーエス、大阪ガス、京セラ、島津製作所、住友生命、tayo、大日本印刷、大和ハウス工業、TOA、JR西日本イノベーションズ、パナソニックホールディングス、バンドー化学、丸紅、三井住友海上火災保険、村田製作所、桃谷順天館が参画している。

本プログラムでは、書類審査に落選したスタートアップも含め全エントリーの情報を共創パートナーに開示し個別にビジネスマッチングを行うなど、エントリー者全員を対象とした支援に取り組む。大阪商工会議所はプログラムの継続的な実施を通じ、大学発シーズの事業化やディープテックスタートアップの発展を支え、全国のスタートアップが集まるエコシステムの構築をめざすとしている。

本記事は大阪商工会議所および関西イノベーションイニシアティブ(KSII)の発表をもとに作成。

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