大阪市立美術館でベトナム陶磁展が2027年1月9日から開催へ
大阪市立美術館は、展覧会「ベトナムと海のやきもの ―青い文様の陶磁にみる海上交易―」を2027年(令和9年)1月9日(土)から4月11日(日)まで開催します。会場は同館展示室で、岸本ビルグループが協賛し、町田市立博物館が特別協力を行います。本展では、沈没船からの引揚陶磁など約50 件の作品を通して、15~18世紀の陶磁貿易の様相を紹介します。
海上交易を物語るベトナム陶磁の歴史
ベトナムでは、陳朝14世紀頃より、やきものにコバルトで絵付けを施した青花(せいか)の技法が導入されました。この技法は中国・元時代の景徳鎮窯(けいとくちんよう)で完成されたもので、ベトナム陶磁もその影響を強く受けています。
15~16世紀の黎朝(れいちょう)期には、李朝・陳朝以来の陶磁生産を基盤に国際市場への輸出が本格化し、ベトナム陶磁は東南アジア島嶼部(とうしょぶ)などへ流通して発展しました。ホイアン沖で発見された沈没船からは無傷のものだけでも約15万点に及ぶ陶磁が引き揚げられており、精緻な作から簡略な絵付けのものまで、多様な需要に応じて生産および輸出されていた実態を伝えています。
沈没船からの引揚陶磁など約50件を展示
本展では、岸本ビルグループ所蔵のホイアン沈船引揚陶磁をはじめ、ベトナム陶磁のコレクションとして知られる舛田(ますだ)コレクションや町田市立博物館所蔵の品を通して、ベトナム青花が紹介されます。
さらに、コンダオ沈船やカーマウ沈船などベトナム近海の沈船引揚陶磁も出品されます。素朴で温かみのあるベトナム陶磁の造形とともに、海を介したやきものの広がりと陶磁貿易のダイナミズムを提示する構成です。
学芸員による関連イベントの実施
会期中には、関連イベントとして専門家による講座が予定されています。







- スペシャルトーク
- 日時:2027年1月22日(金)17時00分~18時00分(終了後、展示室にて約30分のギャラリートークも実施)
- 講師:新井崇之氏(町田市立博物館 学芸員)
- テーマ:「青花から見る中国とベトナムの歴史と文化」
- 会場:大阪市立美術館 1階じゃおりうむ
- 定員:100名(予約不要、当日30分前より会場前にて整理券を配布)
- 参加費:無料(当日の観覧券の提示が必要)
- 見どころレクチャー
- 日時:2027年3月6日(土)17時00分~17時30分
- 解説員:杉谷香代子(大阪市立美術館 主任学芸員)
- テーマ:「沈没船と引揚陶磁」
- 会場:大阪市立美術館 展示室
- 参加費:無料(当日の観覧券の提示が必要、予約不要で本展の会場展示室入口に集合)
開催概要
- 展覧会名:ベトナムと海のやきもの ―青い文様の陶磁にみる海上交易―
- 会期:2027年(令和9年)1月9日(土)~4月11日(日)
- 会場:大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
- 休館日:月曜日(ただし、1月11日、3月22日は開館)、1月12日、3月23日(災害などにより臨時休館となる場合あり)
- 開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※1月15日(金)・22日(金)・23日(土)・29日(金)・30日(土)、2月6日(土)・12日(金)・13日(土)・19日(金)・26日(金)・27日(土)、3月5日(金)・6日(土)・12日(金)・13日(土)・19日(金)は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
- 観覧料(税込):一般:500円(団体400円)、高大生:200円(団体160円)
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明) ※団体料金は20名以上 ※特別展「円山応挙 リアルの先へ 空間革命」(2月6日(土)~4月4日(日)開催)の期間中は、当日の特別展観覧券の提示で無料で観覧可能 ※同時開催の企画展示も無料で観覧可能
- 主催:大阪市立美術館
- 協賛:岸本ビルグループ
- 特別協力:町田市立博物館
- 展覧会公式サイト:https://www.osaka-art-museum.jp/planned_exhibition/vietnam
本記事は大阪市立美術館の発表をもとに作成されています。
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