国際エデュテイメント協会が偏愛ピッチ2026開催へ 全国の高校生を募集
教育委員会や学校への探究・DX支援を行う一般社団法人国際エデュテイメント協会は、全国の高校1〜3年生を対象とした「偏愛ピッチ2026」の募集を開始した。自分が夢中になっている偏愛やそこから生まれた探究について400字で応募を受け付け、選考を通過したファイナリスト10名がステージで発表を行う。最終ピッチは2026年12月5日(土)に大阪で開催される「探究エデュテイメントEXPO」内で実施され、参加費は無料となっている。
探究学習の課題を背景に企画
今回の取り組みの背景には、学校現場における探究学習のテーマ設定や学びの深まりに関する課題がある。Studyplusトレンド研究所が2025年に高校生1,168人を対象に実施した調査では、探究学習で難しいこととして37.4%が「テーマを決めること」と回答した。また、菅公学生服株式会社が2023年に全国の中学・高校教員1,400人を対象に実施した調査では、高校教員の38.9%が探究学習の課題として「調べ学習で終わってしまう」を挙げている。
さらに、次期学習指導要領に向けた文部科学省の議論でも、探究のプロセスを形式的に進めることの目的化や、子どもの興味・関心、問題意識が十分に考慮されていない場合がある点が課題として示されている。「偏愛ピッチ2026」はこうした状況を踏まえ、高校生自身の関心や経験を出発点に、探究の多様な入口を社会へ伝えることを目指して企画された。取り組みに社会的な意義を求めることは選考条件とせず、一人ひとりの好奇心や試行錯誤を受け止め合う場を整える方針だ。
順位づけや表彰を行わない3つの特徴
イベントの主な特徴として、以下の3点が掲げられている。
- 完成度や実績よりも自分自身の経験に耳を傾ける:文章の巧みさや対象の珍しさ、作品の完成度、受賞歴・実績、社会的な意義は選考の評価対象としない。本人の経験を軸に400字でエントリーでき、授業との関連やきれいな結論も不要としている。
- 10名が各4分で発表し順位づけは行わない:事前選考を通過した10名が、1人4分間で発表を行う。演奏や朗読、実験、標本、自作物などを交えた発表も可能で、当日の優劣づけは行わず互いの好きを認め合う場を目指す。
- EXPO会場での展示の機会:ファイナリストに選ばれなかった場合も、応募時に同意した取り組みは12月5日のEXPO会場で展示される可能性がある。実際に展示された対象者には展示証明書が発行される(展示への同意は展示を確約するものではない)。
開催概要とエントリーの手順
開催日程および選考スケジュールは以下の通りとなっている。
開催概要
- 最終ピッチ開催日:2026年12月5日(土)
- 会場:大阪・梅田(詳細は近日中に公開予定)
- 開催枠:探究エデュテイメントEXPO内(EXPO開催時間は13:00〜17:30)
- 対象:全国の高校1〜3年生
- 登壇人数・発表時間:ファイナリスト10名/1人4分ピッチ
- 参加費:無料(参加者の交通費はイベント側が負担。引率の先生は実費)
※ファイナリストの当日参加には先生の引率が必要。
選考手順
- エントリー締切:2026年10月31日(土)17:00
- 1次選考:書類選考/11月13日(金)結果発表
- 2次選考:1次通過者を対象としたオンライン面談/1人15分程度
- 最終結果発表:11月20日(金)
応募は専用フォーム(https://forms.iueo.or.jp/pitchentry)から受け付けており、学校経由および生徒本人からの応募に対応している。
団体概要とお問い合わせ先

主催する一般社団法人国際エデュテイメント協会は、東京都千代田区に本社を置き、代表理事を森 俊介が務めている。
- 公式サイト・募集詳細:https://henaipitch.iueo.or.jp/
- 問い合わせ先メールアドレス:henai@iueo.or.jp
本記事は一般社団法人国際エデュテイメント協会の発表をもとに作成。また、Studyplusトレンド研究所「探究学習に関するアンケート」(2025年)、菅公学生服株式会社「総合的な探究の時間(探究学習)」に関する調査(2023年)、文部科学省「教育課程部会 生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ(第8回)」(2026年)の公表情報を参照している。
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