Dellows News

ダスキン調査、エアコンの夏じまいは認知度6.0%も約7割が実施意向

大阪府吹田市に本社を置く株式会社ダスキン(社長:大久保裕行)のサービスマスター事業は、全国の20代後半〜60代の男女1,000人を対象に「エアコンの夏じまい」に関する調査を実施した。冷房シーズン終了後の手入れを指す「エアコンの夏じまい」について、言葉の意味まで知っている人は6.0%にとどまった一方、内容を説明すると67.6%が実施したい意向を示した。猛暑による冷房使用期間の長期化が実感される中、シーズン終了後のメンテナンスに対する潜在的な関心が浮き彫りとなっている。

冷房シーズンの終わりに行うエアコンのメンテナンスである「エアコンの夏じまい」について尋ねたところ、「聞いたことがない」が70.5%にのぼり、「意味も含めて知っている」人は6.0%にとどまった。一方、内部の湿気や汚れを取り除きカビやニオイを防ぐといった手入れの内容を説明したうえで実施意向を聞くと、「ぜひしたいと思う」(17.7%)と「どちらかといえばしたいと思う」(49.9%)を合わせて67.6%が実施意向を示した。

また、業者によるエアコンクリーニング利用経験者(n=265)に直近の依頼時期を聞いた調査では、「4〜5月(夏本番の前)」が25.3%、「6〜7月(夏の始まり)」が22.6%となった。夏の終わりである「9〜10月」は7.2%にとどまっており、冷房シーズン終了後にクリーニングを行う習慣はまだ定着していない実態がみられた。

冷房使用期間の長期化と地域ごとの利用実態

エアコン(冷房)を使う期間が年々長くなっていると感じるかという質問では、「明らかに長くなっていると感じる」が42.0%、「やや長くなっていると感じる」が27.6%で、合わせて69.6%が長期化を実感していた。地域別では近畿が82.9%、中国が81.6%と西日本で高かったほか、東北でも61.4%と6割を超えた。

気象庁の報道発表によると、2026年7月中旬・下旬の西日本の平均気温は1946年の統計開始以降で最も高く、東海地方で国内初となる5日連続の酷暑日(最高気温40℃以上)、九州でも観測史上初の酷暑日を記録した。今年冷房をいつ頃まで使うかについては、全体で28.7%が「10月もエアコンを使う」と回答し、四国で44.0%、九州・沖縄で43.3%に達した。

暖房初回の異臭経験とお手入れのギャップ

エアコンの暖房を使う人(n=868)のうち、秋や冬に初めて暖房をつけた際にイヤな臭いを感じた経験がある人は44.3%にのぼった。臭いを感じたときの対処(n=443)としては、「フィルターを掃除した」が57.1%と最多だった一方、「換気をしながらそのまま使った」(33.6%)や「特に何もせずそのまま使った」(17.8%)など、特別な手入れをせず使い続けるケースもみられた。

「冷房を使ったあとのエアコン内部は、結露によってカビが繁殖しやすい環境になる」ことについて「内容までよく知っていた」(19.3%)と「聞いたことはある程度」(52.5%)を合わせて71.8%が認知していた。しかし、冷房シーズン終了後に行っている手入れは「フィルターを掃除する」が59.0%を占める一方、「内部を掃除する(市販スプレー等)」は13.7%、「業者にクリーニングを依頼する」は4.2%にとどまり、「特に何もしていない」人も26.5%存在した。

株式会社ダスキン サービスマスター事業部 事業企画運営室の宮田 正治は、冷房シーズン後の内部は湿気やホコリでカビが発生しやすい状態であるとし、次の快適な使用のためにもフィルター清掃や内部乾燥などの夏じまいが重要だと指摘している。同社はシーズン終了時の実践方法として以下の3ステップを挙げている。

  1. 内部を十分に乾燥させる(「内部乾燥」や「内部クリーン」機能の活用、または送風運転の実施)
  • フィルターをお手入れする(掃除機でホコリを吸い取り水洗いしたうえで十分に乾燥)
  • エアコン本体の汚れを取り除く(本体周辺のホコリを掃除機で吸い、表面をやわらかい布等で拭き取り)

なお、同社のエアコンクリーニングでは専用資機材で内部を洗浄しており、エアコンクリーニング前後でファンの同一箇所を拭き取り株式会社エフシージー総合研究所にて7日間培養した検査ではクリーニング後のカビが未検出となったほか、内部の汚れを除去することで風速が約40%アップしたという結果(エアコンクリーニングを実施したお客様301名のデータ平均。ダスキン調べ)が示されている。

本記事は株式会社ダスキンの発表および気象庁 報道発表「2026年7月中旬〜下旬の顕著な高温と今後の見通しについて」(2026年8月3日)をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間