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ココナラ、Acrosstudioを子会社化 法人向けAI事業に本格参入

株式会社ココナラは2026年10月7日、AI実装型コンサルティングファームのAcrosstudio株式会社の株式を取得し子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結した。

これにより同社は、法人向けのAIコンサルティング、AI開発・導入支援、AI BPO事業に本格参入する。Acrosstudioは、2026年9月1日付で導入されたカンパニー制における「AIカンパニー」の中核を担う。

子会社化の背景と狙い

総務省の「令和8年版 情報通信白書」(2026年7月)によるとデジタル化に取り組む企業の生成AI利用率は86.4%に達する一方、PwC Japanグループ「生成AIに関する実態調査2026 春 6カ国比較」(2026年6月)では活用の効果が期待を大きく上回ったとする回答割合は米国の38%に対し日本は9%にとどまっている。

ココナラは、スキルマーケット「ココナラスキルマーケット」などを通じて62万社超の法人顧客と140万人超のスキル登録者との接点を持ち、2026年7月にはAIエンジニアとAIコンサルタントの登録受付を開始していた。しかし、顧客の現場に入り込んで構想から開発・導入までを担う体制の強化が課題となっていた。コンサルタントとAIエンジニアが一体となって実装を手がけるAcrosstudioを迎えることで、現場でのAI実装力を補強する。

Acrosstudioの事業と実績

Acrosstudioは2021年7月に設立されたAI実装型コンサルティングファームで、課題整理から本番システム構築、現場での定着や内製化伴走までを一気通貫で支援している。

2026年6月期の売上高は11.3億円で、2024年6月期からの2年間で約7倍に拡大し、年平均成長率は164%となっている。2026年9月時点で在籍する63名のうち7割超をコンサルタントとAIエンジニアが占める。経営陣にはKPMGコンサルティング出身者や上場企業の元グローバルCTO、Appleで音声アシスタントの言語処理開発に従事した人材などが名を連ねている。

実績面では、総合商社や大手不動産グループ、大手飲料メーカーなどのエンタープライズ企業への支援実績を持つ。AI戦略策定支援のほか、図面や画像を含む技術資料の社内検索AI開発、機械学習による売上予測と在庫最適化などを手がけている。

AIカンパニーでの展開と今後の展望

AIカンパニーでは、AIの活用方針策定から開発、現場への定着までをグループ内で支援するほか、今後はAI BPO事業への拡大も目指す。Acrosstudioは引き続き保知一也代表取締役をはじめとする現経営陣のもとで事業を運営し、ココナラは法人顧客の紹介や人材提供を通じて支援を行う。

AIカンパニーの事業構成と事業戦略については、2026年10月13日に予定されている2026年8月期決算発表にて説明される予定となっている。

ココナラの代表取締役社長CEOである鈴木歩氏は、カンパニー制移行とAIカンパニー設立によりAIで生まれる需要を取りに行くとし、Acrosstudioの実行力を加えて初年度から本格始動する方針を示している。またAcrosstudio代表取締役の保知一也氏は、ココナラの顧客・人材基盤と同社の実装力を重ね合わせ、多くの企業を生み出していくとしている。

両社概要

Acrosstudio株式会社

  • 所在地:東京都渋谷区渋谷1-13-5 大協渋谷ビル10階
  • 代表者:代表取締役 保知 一也
  • 設立:2021年7月
  • 事業内容:AIコンサルティング、AI開発
  • ウェブサイト:https://www.acrosstudio.co.jp/

株式会社ココナラ

  • 所在地:東京都渋谷区桜丘町20−1 渋谷インフォスタワー6F
  • 代表者:代表取締役社長CEO 鈴木 歩
  • 上場市場:東証グロース(証券コード:4176)
  • ウェブサイト:https://coconala.co.jp

本記事は株式会社ココナラの発表をもとに作成されています。

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