クックパッド、2024年の食トレンド大賞を発表
クックパッド株式会社は、2024年11月26日に「食トレンド大賞2024・食トレンド予測2025」を発表した。これは、日本最大のレシピサービス「クックパッド」の検索キーワードやアクセス動向、月間PV約4,000万・公式SNSのフォロワー数約900万人のニュースメディア「クックパッドニュース」などのデータを元に、2024年を象徴する料理・食材のトレンドおよび2025年の流行の兆しがある料理・食材を選出したものだ。
食トレンド大賞2024では、コメ不足から人気となった進化系手作りパン「こねないパン」が大賞に選ばれた。2位は「パリおにぎり」、3位は「カニカマ・魚肉ソーセージ」、4位は「グリークヨーグルト・アサイー」、5位は「クラフト紅茶」となった。また、調理器具部門では「せいろ」、トレンドワードでは「ザクザク」が選ばれている。
一方、食トレンド予測2025では、タコス・メキシコ料理人気で急上昇中の「トルティーヤ」が1位に選ばれた。続いて「冷凍サバ」、「じぶんアイス」、「大阪ねぎ焼き」、「ラム肉」、「ジャパニーズハーブ」、「栗しごと」がランクインしている。
2024年の食トレンドは、「進化した食材・調理法の導入」と「健康志向」の2点が特徴的だった。小麦粉の価格上昇によりパンが値上がりする中、手間のかからない「こねないパン」が人気を集めた。また、価格に関わらず健康志向から人気が上昇している食材もあり、食の価値観は転換点を迎えていると言える。
2025年は、料理を「辛い、大変なもの」ではなく、「コミュニケーション」のきっかけとしてポジティブに捉える「あたらしい家庭料理スタイル」の出現を感じさせるトレンドが予測されている。日本古来の野菜や魚食文化などを、健康的かつ合理的なスタイルで忙しい日々に上手に利用しつつ、タコスパーティーや栗しごとなど、料理とそこから生まれるコミュニケーションを仲間や家族と楽しむスタイルが広がりを見せそうだ。
クックパッドでは、日本最大の料理レシピサービス「クックパッド」の検索・アクセスログデータを活用した食の検索データサービス「たべみる」や、月間PV約4,000万・公式SNSのフォロワー数約900万人のニュースメディア「クックパッドニュース」などのデータを元に、独自の視点でトレンドを選出している。