日建リース工業、自走式6輪車いすレジェンドを2026年10月に発売へ
日建リース工業株式会社は、2026年10月に屋外でも使える自走式の6輪車いす「レジェンド」を発売します。駆動輪を手前へ移して体の重心の真下に車軸を配置し、通常の4輪車いすよりも少ない力で車輪を回せる設計としました。
座る角度や背中の角度を自分で変えられる構造は日本初(※)で、現在特許を出願しています。
介護環境の変化や踏切事故の課題に対応
介護現場では、介護する側とされる側の双方が65歳以上の世帯が61.9%を占め、そのうち75歳以上同士が37.1%に達しています(2025年 国民生活基礎調査)。さらに厚生労働省の推計によると、介護職員は2026年度に約25万人、2040年度には約57万人が不足すると見込まれています。
また屋外環境においては、踏切のレール溝に前輪キャスターが落ちて自力で脱出できなくなる落輪事故が課題となっています。2025年には国会でも対策が議論されるなど、安全性の確保が求められている背景があります。
腕の力が弱くても動かしやすい6輪構造
レジェンドは、手で回す駆動輪を前方へ移し、体の重心の真下に車軸が来るように設計されています。上半身を前に倒さずに腕を自然に下ろした位置で駆動輪をつかめるため、通常の4輪車いすよりも少ない力で回すことができます。

足だけで進む操作や、片手と片足だけで進む操作にも対応します。前後に小さなキャスターを備えた6輪構造によってその場での方向転換ができるほか、特殊機構で駆動輪を浮かせて前後のキャスターのみを接地させることで、真横への移動も可能となっています。

座面と背もたれの角度調整と屋外走行時の安全性

座面の角度は0度から10度の範囲で変更可能です。背もたれには2ヶ所のクランクを設け、左右個別に角度を調整できる構造を採用しました。背中が丸い方や背骨が曲がっている方でも無理のない姿勢を保ちやすく、前かがみや横倒れの防止を図っています。


屋外の走行面では、前輪キャスターを浮かせた状態で走る構造を採用しました。直径の小さな前輪を浮かせることで踏切の溝への落輪を防ぎ、駆動輪と後輪キャスターで溝や道路の段差を越える設計です。剛性の高い一体構造により、かまぼこ状に傾いた歩道でも片側へ流れにくく、排水溝の細い溝にもはまりづらい仕様としています。
なお、同社は2026年10月7日から9日まで東京ビッグサイトで開催される第53回国際福祉機器展にレジェンドを出展する予定です。
※2026年9月 自社調べ。Web調査(国内の主な車椅子メーカー公式サイト・製品カタログ)および特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)による特許・実用新案の検索による。比較対象:国内で販売されている6輪車椅子。選定基準:6輪構造を持ち、かつ座面・背もたれの角度を保持したまま走行できること。
製品および関連情報
製品概要は以下の通りです。
- 製品名:Legend(レジェンド)
- 種類:自走式6輪車いす
- 価格:希望小売価格:¥220,000(非課税) 想定単位数:800単位
- 全幅・座幅・座面高:全幅59.8cm・座幅38cm・座面高40cm
- 製品ページ:https://wwws.nrg.co.jp/Livingood/ItemDetail?itemid=310W007
日建リース工業株式会社(代表取締役社長:関山 正都、本社:〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2丁目7番8号 住友水道橋ビル3階)は1967年11月設立で、建設用仮設資材やユニットハウス、運搬器材、介護福祉用具のレンタルおよび販売を手掛けています。
本記事は日建リース工業株式会社の発表をもとに作成しました。

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