ADLとあおぞら銀行、合弁会社あおぞらADLソリューションを設立 企業変革を支援
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社と株式会社あおぞら銀行は2026年8月18日、日本企業の変革と持続的成長を支援するため、ジョイントベンチャーとしてあおぞらADLソリューション株式会社を設立した。
両社が資本を50%:50%で持ち寄り、戦略コンサルティング会社の持つ経営の知恵と、銀行の持つ金融・資本の力を融合させた新たな企業支援モデルの構築を目指す。
経営権を取得しない協調型投資モデルを導入
新会社は、マイノリティ持分を前提とした投資を行う。経営権を取得して企業を変えるバイアウトとは異なり、経営者に主導権を残したまま資本と経営力を加える協調型投資を目指す。
戦略コンサルティング会社であるADL自身が助言にとどまらず、投資から経営戦略の策定、変革の実行、企業価値向上までを一体で担う。なお、戦略コンサルティング会社と銀行が共同出資する会社を通じ、マイノリティ出資と戦略・変革支援を一体で提供する事業モデルは国内初となる(両社調べ、調査年月:2026年9月、調査方法:Web調査および業界関係者インタビューによる)。
設立の背景と日本の産業界が抱える課題
日本には優れた技術やブランド、人材、顧客基盤を持ちながら、その潜在力を十分な企業価値へ転換しきれていない企業が多く存在する。日本では時価総額500億円未満の上場企業が約7割を占めており、米国の約3割と比較して、潜在価値の顕在化が資本市場と産業界の課題となっている。
一方、東京証券取引所が2026年4月に資本コストや株価を意識した経営に関する要請をアップデートしたほか、M&Aが2024年に公表ベースで過去最多の4,700件となるなど、外部資源や資本を活用する動きが広がっている。新会社はスモールからミッドキャップの企業を中心に支援を開始し、日本の上場企業約3,700社の約3割弱にあたる1,000社に対し、企業価値向上に資する支援を提供できる存在を目指すとしている。
両社の専門性を活かした支援体制
新会社において、ADLは培ってきた戦略・事業変革の知見を活かし、投資先のバリューアップ戦略の策定から実行までを担当する。既存事業の強靭化、イノベーション、新規事業、事業ポートフォリオ改革、海外展開などに重点を置く。
あおぞら銀行は、エンゲージメント投資やストラクチャードファイナンスなどで培った専門性を活かし、案件のストラクチャリング、投資ビークルの組成・管理、投資・EXITにかかるエグゼキューションを担う。成長に必要な融資や金融ソリューションも組み合わせ、ファイナンス面から変革を支援する。
新会社の概要
新会社の概要は以下の通り。
- 商号:あおぞらADLソリューション株式会社
- 所在地:東京都千代田区麹町四丁目5番地20 KSビル8F
- 設立:2026年8月18日
- 資本金:1億円(含、資本準備金) ADL50%・あおぞら銀行50%
- 代表取締役:八重樫 哲治、 大原 聡
- 事業内容:投資ビークルの管理運営業務、企業の合併、株式の取得、資本参加、業務提携、事業譲渡、株式公開および企業経営等に関するコンサルティング業務、その他附帯関連する一切の業務
本記事はアーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社および株式会社あおぞら銀行の発表をもとに作成。
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