大阪けいさつ病院がAI基幹システムApollo AIを導入開始
株式会社Albatrusは、社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター 大阪警察病院(大阪けいさつ病院)がAI基幹システム「Apollo AI」の導入を開始したことを発表した。同院は既存のIT基盤とApollo AIを組み合わせることで、AIインフラの全面的な整備を進める。あわせて大阪けいさつ病院は開発パートナーにも加わり、現場で活用できる機能開発に取り組む。
大阪けいさつ病院(所在地:大阪市天王寺区、650床)は、2025年1月に大阪警察病院と第二大阪警察病院の統合により開院した。同院は「既存の技術を組み合わせることで現場の課題をスマートに解決する」という理念のもと「スマートホスピタル構想」を掲げ、全職員へのiPhone配布と統合データベースの構築を2本柱としたDXを推進している。
電子カルテ運用端末としてのiPhone活用をはじめ、スタットコール専用システム、医療機器の所在管理、自律搬送ロボット、スマートベッドシステムなど、複数の企業と連携しながら取り組みを進めている。
生成AIプラットフォーム「Apollo AI」の特徴
Apollo AIは、電子カルテのデータを活用した生成AIプラットフォームである。病院の基幹システムとしてAIを構築し、AIエージェントを活用することで病院全体の生産性向上への貢献を目指している。
サマリ等の文章生成や音声の文字起こしといった日々の記録業務を支援するほか、さまざまなAIモジュールを提供する基盤として設計されている。病院ごとの課題に合わせて新たなモジュールやエージェントを追加しやすい拡張性を備えている。
大阪けいさつ病院では、これまで段階的に整備してきた以下の3つの基盤とApollo AIを組み合わせる。
- クラウド基盤:院内環境とAWSを閉域網で接続した基盤を活用し、スムーズかつセキュアな環境構築を実現する
- 統合データベース:電子カルテを含む院内各システムのデータを集約した統合データベースと連携する
- iPhone:全職員に配布されたiPhoneと電子カルテ端末の双方からアクセスできる環境を整備し、日常の診療や業務プロセスへAIを組み込む
現場視点での機能開発に向けたパートナーシップ
地方総合病院発のスタートアップである株式会社Albatrusは、これまで全国5病院の開発パートナーとの共同開発によりApollo AIを作り上げてきた。今回、大阪けいさつ病院も新たに開発パートナーとして加わり、iPhoneと生成AIの活用や院内データとAIの連携を中心に機能開発を進めていく。
大阪けいさつ病院法人事務局医療情報部の山本 剛氏は「今回のApollo AIの導入は、その構想をさらに進化させるものとして、AI活用による恩恵を職員全員に行き届かせ、さらなる医療の質の向上に向けた中心的な取り組みとなります」とコメントしている。
株式会社Albatrus 概要
- 社名:株式会社Albatrus
- 代表取締役:星野 仙太
- 所在地:本社 三重県津市 / 東京オフィス 東京都新宿区市谷田町
- 事業内容:病院向けAI事業、SaaS事業
- URL:https://albatrus.co
本記事は株式会社Albatrusの発表をもとに作成。
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