ことばサポートネットが5歳児構音相談員(仮称)創設に向けクラファンを実施へ
一般社団法人ことばサポートネットは、新資格「5歳児構音相談員(仮称)」の創設を目指し、クラウドファンディングを実施します。支援募集期間は2026年10月1日から2026年12月30日(水)午後11:00までとなります。現場の保健師や保育士らが根拠を持って保護者に説明やアドバイスを行える環境の整備を図ります。

背景と構音障害が抱える課題
構音とはことばの音を作る発音や滑舌のことで、正しい発音が難しい状態は構音障害と呼ばれます。幼児期に他の発達面に心配事がない場合、単なる赤ちゃんことばとして様子を見ましょうと見過ごされてしまうケースが少なくありません。
その結果、成長してから鼻咽腔閉鎖機能不全などの病気が隠れていたことや、異常構音と呼ばれる独特な歪んだ音で長年思い悩むなど、適切な支援に繋がれずにつらい思いを抱え続ける当事者が存在しています。
健診現場で導入が進む発音チェックシート
一般社団法人ことばサポートネットは昨年度、支援を受けて『5歳児の発音チェックシート』および『5歳児の発音評価ガイドブック』を制作し、無料公開(https://www.kotoba-support-net.org/5saiji-hatsuon)しました。
ツールの開発については2026年6月の「第27回日本言語聴覚学会」でも発表されました。現在は大阪府富田林市をはじめとする全国の自治体や健診現場で導入が始まっており、わずか30秒から1分ほどで実施できたことや、保護者も気づいていなかった発音の課題を客観的に確認できたといった声が寄せられています。
新資格「5歳児構音相談員(仮称)」の目的
新資格は、子どもたちと向き合う保健師、保育士、心理職などの専門職が確かな根拠と自信を持って保護者に説明・アドバイスができる環境を作るため、チェックシートやガイドブックに準拠した認定資格として創設されます。
資格の創設により、子どもたちにとっては必要な場合に専門職による適切な支援へ繋がりやすくなり、発音の不明瞭さによるからかいや指摘から守る大人が増えることにつながります。専門職にとっては客観的な評価基準を身に付けることで自信を持った対応が可能となり、医療や教育の関係者にとっては適切なスクリーニングによって言語聴覚士やことばの教室などの医療資源の有効活用につながるとしています。
資格創設に向けた資金調達などの詳細は、クラウドファンディングページREADYFOR(https://readyfor.jp/projects/5saijikouon)にて案内されています。

- 法人名: 一般社団法人ことばサポートネット
- Webサイト: https://www.kotoba-support-net.org/
- 事業内容: オンラインを中心としたことばの悩みや困りごとに対する個別相談・発音練習、子育て関連施設・教育機関・医療機関等での言語聴覚士による支援の提供、保護者や専門職を対象とした相談会や講座の開催
本記事は一般社団法人ことばサポートネットの発表をもとに作成しました。
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