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ディリーバの外科特化型生成AIがCEATEC AWARD 2026でイノベーション賞を受賞

Direava株式会社(ディリーバ)は、研究開発に取り組む外科特化型生成AI(Surgical VLM)において、「CEATEC AWARD 2026」のイノベーション賞を受賞しました。本技術は、NEDOと経済産業省が実施する生成AI開発力強化プロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」における「外科手術支援のための視覚・言語統合型AI基盤モデルの開発」の成果です。なお、本成果は2026年10月13日から10月16日まで幕張メッセで開催される「CEATEC 2026」のNEDOブースで展示されます。

手術の文脈を理解する国内初の外科特化型AI基盤モデル

受賞対象となった外科特化型生成AI(Surgical VLM)は、内視鏡手術映像を解析し、術野の対象や行われている操作、背景となる外科的知識などを統合して言語化する国内初の基盤モデルです(2026年3月現在、ディリーバ調べ。日本国内における、手術状況をリアルタイムに理解・対話する外科特化型生成AIの開発および臨床実証として)。従来のAIが臓器や血管・神経などを認識する機能を中心としていたのに対し、認識した構造から状況を理解・解釈して言語化する役割を担う点に特徴があります。

研究開発では、視覚・言語統合モデル(VLM)を用い、Object(対象)/Action(動作)/Reason(根拠)/Plan(次工程)の4カテゴリで構造化した外科専門VQAデータを外科医自らが作成し、フルパラメータ・ファインチューニングにより大規模な日本語外科特化マルチモーダル基盤モデルを構築しました。独自ベンチマーク「Surgical-VLM Bench」を策定して外科専門医が5段階で評価する枠組みを整備したうえで、大学病院の手術室におけるリアルタイム実証を実施したところ、解剖学的正確性84.7%、臨床的有用性82.9%と、両項目で80%を超える評価を得ています。

外科医不足の課題解決と段階的な実用化への展望

消化器外科医は今後20年で約半減し、2040年にはがん手術を担う医師が約5000人不足すると予測されており、術者の経験差が合併症率に直結する課題が顕在化しています。ディリーバは、外科医が組み込んだ専門知を共有可能な形へ変えることで、外科医不足や教育機会の地域・経験差の解消を目指しています。

展開にあたっては、まず手術教育を入り口として若手外科医や医学生、地方中核病院を対象にサービス提供を開始します。将来的には必要な薬事手続きを経た上で術中の情報提示や確認支援へ展開し、さらに部分自動化の基盤へと段階的に展開することで、医療提供体制の維持・強化に貢献することを目指す方針です。また、2026年6月にNEDOが採択を発表したGENIACにおいて、「手術安全性向上のための『外科手術未来予測モデル』の開発と実証」をテーマとしたさらなる研究開発も推進しています。

CEATEC 2026での展示と受賞概要

ディリーバ代表取締役の竹内優志氏は、現場の医師を支えて質の高い医療を国内外へ届ける一歩になると確信しているとし、受賞を糧にさらなる技術革新へ邁進する旨のコメントを寄せています。

本成果が出展される「CEATEC 2026」および受賞の概要は以下の通りです。

  • 受賞名:CEATEC AWARD 2026 イノベーション賞
  • 受賞者:Direava株式会社
  • 受賞案件:外科手術支援のための視覚・言語統合型AI基盤モデル〜手術の文脈を理解する、次世代Surgical AI〜
  • 会期:2026年10月13日(火)~16日(金)
  • 会場:幕張メッセ(NEDOブースにて展示)
  • 主催:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
  • 出展詳細URL:https://www.nedo.go.jp/events/IT_100120.html

本研究開発は、事業期間を2025年度とする「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発/外科手術支援のための視覚・言語統合型AI基盤モデルの開発」として実施されたものです(事業概要:https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100172.html)。

本記事はDireava株式会社の発表をもとに作成されています。

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