頭痛アプリのズツノート、頭痛がある小中学生の21%が当日に欠席と集計
頭痛日誌アプリ「ズツノート」を提供する株式会社Iris Wellnessは、利用者の頭痛記録をもとに、子どもの頭痛と学校の出欠状況に関する集計結果を公開しました。頭痛に悩む小中学生が頭痛のあった日に学校を休む割合は21%にのぼり、大人の4倍に達することが明らかになりました。また、強い痛みを感じていても半数以上が登校している実態なども示されています。
頭痛の日に学校を休む小中学生は21% 大人の4倍に
集計結果によると、頭痛に悩む小中学生(10〜15歳・51人)が頭痛のあった日に学校を休んだ割合は21%でした。これは大人(20歳以上・1,990人)の5%と比較して4倍以上の水準です。高校生(16〜19歳・69人)の欠席割合は9%でした。また、集計期間である4か月のあいだに一度でも頭痛で休んだ小中学生は、記録している対象者の6割を占めました。

休んだ日の記録を分析すると、痛みが朝から始まっているケースが7割を占め、4人に1人に吐き気が見られました。痛みの強さは10段階評価で平均7.0となり、登校できた日の4.9を上回っています。
強い痛みでも半数以上が我慢して登校 授業への影響も
一方で、痛みの強さが10段階で7以上の日であっても、小中学生の56%、高校生の81%は休まずに学校へ行っていました。
ただし、頭痛を抱えたまま登校した日の76%で「勉強に支障があった」と記録されており、登校していても授業に集中できない状況が発生している実態が浮き彫りになりました。
診断を受けても10代の6割が薬を未服用 適切な治療への課題
頭痛の日に薬を飲まなかった割合は、10代で61%となり、大人の39%を上回りました。医師による診断を受けた割合は10代が38%、大人が42%と大きな差がないものの、10代において治療や服薬につながっていない傾向が示されています。
開発者で脳神経内科専門医・頭痛専門医の前川裕貴代表取締役は、子どもの頭痛が見逃されやすい現状を指摘し、学校を休むほどの頭痛が月に1回でもあれば受診の目安になると説明しています。受診の際には、痛みの強さや時期、学校を休んだ記録を持参することが診察において重要であるとしています。
調査概要

- 調査主体:株式会社Iris Wellness
- 対象:頭痛日誌アプリ「ズツノート」利用者の頭痛記録(退会・テストを除く。2026年10月2日時点の累計利用者3,005名、記録約6.9万件)
- 集計期間:2026年6月1日〜10月2日
- 欠席の集計:頭痛があった日のうち、休日・休暇を除き、出欠の設問に回答した日。年齢は記録日時点の生年月日から算出
- 備考:ズツノート利用者の頭痛があった日を対象とした集計であり、子ども全体や学校全体の数字ではありません。利用者本人または保護者の自己申告に基づく記録です
会社概要
- 会社名:株式会社Iris Wellness
- 所在地:東京都品川区
- 代表者:代表取締役 前川 裕貴
- 事業内容:医療系Webアプリ開発、院内DX支援、コンサルティング
- URL:https://www.iris-wellness.jp/
本記事は株式会社Iris Wellnessの発表をもとに作成しました。文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2025年10月公表)および日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」のデータも引用されています。
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