荻堂顕の新作長編あいされるためのたたかいが新潮社より10月28日に刊行へ
新潮社は、作家の荻堂顕による新作長編『あいされるためのたたかい』を10月28日に刊行すると発表した。発売に先立ち、作品の書影が公開されている。
2020年に『擬傷の鳥はつかまらない』で第7回新潮ミステリー大賞を受賞してデビューした荻堂顕は、2024年に『不夜島』で第77回日本推理作家協会賞を受賞し、2025年には『飽くなき地景』で第46回吉川英治文学新人賞受賞および第172回直木賞候補となるなど評価を得ている。
現代社会の痛みや弱さを描くデスゲーム小説
本作は、父親名義のクレジットカードを頼りに生きる43歳の無職の主人公「おれ」が、VR空間で謎の美少女リメンバランス・スケールと対峙することから始まる。たたかいに勝利すれば報酬として「無限の承認と愛が約束された永遠の美少女」になれると告げられ、バトルロワイヤルに参加する物語が展開される。
フィクションの技法を通じて現代社会が抱える多種多様な痛みや弱さを描き、小説内では小説・漫画・アニメ・ゲーム・ネットミームなど、ゼロ年代以降を中心とした様々な固有名詞がサンプリングされている。
初の装幀・装画を手がけるクリエイター陣

装幀は、アートディレクターおよびグラフィックデザイナーのGraphersRockこと岩屋民穂が担当する。岩屋民穂はレーベル「Maltine Records(マルチネレコーズ)」でのデザインや、でんぱ組.inc、tofubeatsのCDジャケット制作、PUMAやAdidasへのグラフィック提供、Jリーグチーム「ガンバ大阪」のユニフォームデザインなどを展開しており、本の装幀を手がけるのは今回が初となる。
カバーの装画は、中国出身で東京を拠点に活動するイラストレーターの清巳(QINGYI)が担当する。清巳はYOASOBI『THE BOOK 3』アナログレコードのジャケットやキー・ヴィジュアルなどを手がけており、本の装画を担当するのは初となる。
発売に先立ち、発売中の「小説新潮」10月号において、第一話と第二話にあたる冒頭150枚が一挙掲載されている。書き下ろし作品の冒頭先行掲載が行われている。
書籍情報
- タイトル:あいされるためのたたかい
- 著者名:荻堂顕
- 発売日:2026年10月28日
- 造本:四六判ソフトカバー
- 定価:(税込)2,970円
- ISBN:978-4-10-353823-3
- URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/353823/
本記事は新潮社の発表をもとに作成しました。
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