Gakken「世界のふしぎ」、webラジオで朗読ドラマ化
株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社Gakkenが発行する『世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。』の収録作品が、2024年10月28日よりWebラジオ「大原さやか朗読ラジオ 月の音色~radio for your pleasure tomorrow~」にて朗読ドラマとして公開された。
『世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。』は、ショートショートの名手である田丸雅智氏による8編の短編集。私たちが当たり前だと思っていることが、実は人知れず働く人たちの仕事によって成り立っているという、すこし不思議な仕事の世界を描いている。仕事内容は細かく描写されており、読者の想像力をかきたてる。登場人物である子どもや若者が仕事を体験し成長する姿は、読後に爽やかな感動を残す内容となっている。
今回ラジオドラマ化されたのは「影縫い師」という短編。主人公のナホは、もうすぐ生まれる弟に会える日を心待ちにしている裁縫好きの女の子。ある日、病院で見つけた「影縫い体験会」に参加し、ベテランの影縫い師・鍋島さんと出会う。生まれたばかりの赤ちゃんには影がないという驚きの事実を知ったナホは、実際に影縫いを体験することで、その仕事の奥深さに心を動かされるのだった。
『世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。』は2024年7月18日に発売。定価は1,100円(税込)となっている。ユニークな架空の職業の世界観に触れ、仕事への興味や楽しさを感じられる一冊となっている。