ギックス、航空会社向けレベニューマネジメント支援開始
株式会社ギックスは、「レベニューマネジメント高度化伴走支援」サービスの提供を開始し、ANAグループの新ブランド「AirJapan」を運航する株式会社エアージャパンでの取り組みを開始したと発表した。
レベニューマネジメントとは、需要予測に基づいて価格変動や在庫管理、シフト調整などを行い、利益最大化を目指す手法だ。航空業界やホテル業界を中心に様々な業界で導入されているが、適切なデータ分析ができていない、需要予測の検証サイクルが回せていないなどの課題を抱える企業も多い。
ギックスは「あらゆる判断を、Data-Informed に。」というパーパスのもと、戦略コンサルティング・アナリティクス・テクノロジーを組み合わせた「データインフォームドサービス」により企業の経営課題解決を支援している。同社はこれまで培ってきたデータインフォームドのノウハウを活かし、「レベニューマネジメント高度化伴走支援」サービスを通じて、クライアント企業のレベニューマネジメントに必要な適切なデータ分析をサポートし、既存のレベニューマネジメントのさらなる高度化を支援することで、利益最大化を目指す。
サービスでは、初期フェーズで利活用可能なデータの整理や分析方法の検証、レベニューマネジメント高度化に不可欠なダッシュボードの構築を行う。その後、ダッシュボード上のデータをもとに、仮説立案から実行、再検証を経て、戦術化までを伴走支援する。
第一弾として、ANAグループの第3のブランド「AirJapan」を立ち上げ、2024年2月より国際線定期旅客便の運航を開始した株式会社エアージャパンでの導入が決定した。運航初年度となるため、搭乗旅客数・運賃設定等の自社データ蓄積を進めながら、中長期での高度化に向けた検討が行われていたが、ギックスとの取り組みにより、レベニューマネジメントに有効な社内外データの収集から分析、戦略・戦術の策定から実行までを伴走支援し、「AirJapan」のレベニューマネジメント高度化と利益最大化を目指す。